
【部分別】車についた泥汚れの正しい落とし方 おすすめの洗浄洗剤も紹介
Share
この記事では、ボディや車内などにこびりついた泥汚れの正しい洗浄方法を、車の部分別で詳しく解説します。
また、泥汚れを防ぐポイントや、プロおすすめの泥汚れを落とす洗浄洗剤も詳しくまとめています。大切な愛車を泥汚れから守り、キレイに保ちたい方に参考になる内容です。
車についた泥汚れを放置してはいけない理由

車についた泥汚れを放置することにはさまざまなリスクがあります。主なリスクを3つ解説します。
車のボディを傷つける原因になる
泥汚れには砂や小石が含まれているため、走行中の振動や風圧でボディをこすり、細かいキズの原因になります。
さらに、湿気を含んだ泥は塗装の劣化やサビの発生を招くこともあり、見た目だけでなく車の寿命にも影響します。
車内の泥汚れは悪臭やカビの原因になる
泥汚れは湿気と混ざると、車内全体に広がる悪臭やカビの原因になります。
とくにフロアマットにこびりついた泥は汗や食べこぼしと反応し、雑菌が繁殖しやすくなるため注意が必要です。
タイヤの泥汚れはこびりつきの原因になる
タイヤに付着した泥汚れを長く放置すると、乾燥して固まってしまいます。
通常の水洗いでは落としにくく、専用のブラシや洗剤が必要になるでしょう。
また、泥に含まれる砂や小石がタイヤの溝に入り込んだまま走行を続けると、ゴムの劣化やひび割れを引き起こす原因となります。
次の章では、部分別で泥汚れの落とし方を解説します。洗浄方法を理解し、早めに泥汚れを落とすことを心がけましょう。
部分別!車の泥汚れの落とし方

泥汚れは車のあらゆる箇所に付着します。そのため、それぞれの洗浄方法を理解しておくことが大切です。ここでは、「ボディ・タイヤ周辺・車内と部分別の泥汚れの落とし方を詳しく解説します。
ボディの泥汚れの落とし方
車のボディに付着した泥は、以下の手順で落としていきましょう。
1.高圧の水で天井から順に流し、泥をふやかして落としやすくする
2.強くこすらず、カーシャンプーを泡立ててスポンジで優しく洗う
3.黒い点が残る場合は、ピッチタール(アスファルトからはねる黒い油汚れ)が付着している可能性があるため、その際は専用のクリーナーを使用する
乾いた泥をそのまま拭くと傷の原因になるため、泥をふやかして落とす点には注意しましょう。
タイヤやタイヤハウスの泥汚れの落とし方
タイヤやタイヤハウスの泥は、以下の手順で落としていきましょう。
1.水でしっかりふやかす。高圧洗浄機があれば水圧だけで落とせるためなおよい
2.洗う順番はタイヤハウス→タイヤの順が基本。タイヤハウスを後にすると、汚れがキレイになったタイヤについてしまうため、注意する
3.ホイールに茶色い汚れが残る場合はブレーキダストの可能性があるため、専用クリーナーを利用して落とす
カーシャンプーの利用は避けましょう。タイヤのゴムを傷める危険があります。
タイヤの洗浄に関してさらに詳しく知りたい方は、下記記事もチェックしましょう。
車内やマットの泥汚れの落とし方
車内の泥汚れは放置すると臭いやシミの原因になります。以下の手順でしっかり落としましょう。
1.フロアマットは取り外し、泥を払い水洗いする
2.フロアマットを乾かしている間、溝や吹き出し口などに付着していないか確認する。汚れている場合は綿棒やブラシなどを利用してかき出す
3.ダッシュボードやハンドルは水拭きでもOK。こびりついて取れない場合はダッシュボードやハンドルにも利用できるクリーナーを利用する
シートやフロアは細かいところまで取れない可能性もあるため、掃除機や車内用クリーナーを使うと効果的です。
洗車機もOK!ただし泥汚れは予洗いがマスト

洗車機を使って泥汚れを落とすのもOKです。
しかし、洗車機を利用する前に泥汚れを予洗いで落としておきましょう。ボディに残った泥や砂粒がブラシでこすられると細かい傷がついてしまうからです。
ほとんどの洗車場には高圧洗浄機が設置されているため、それを利用し丁寧に予洗いしておきましょう。
予洗いできる設備がない場合は、自宅で水をかけて泥を落としてから出かけると安心です。
車の泥汚れを防ぐためのポイント

泥で汚れてからの対応も大切ですが、なるべく泥汚れがこびりつかないための事前対策も行っておきましょう。そのポイントを2点ご紹介します。
マッドガードをつける
マッドガードとは、タイヤが巻き上げる泥や小石の飛散を防ぐ泥除けです。
泥はねからボディや下回りの傷つきを防いでくれるだけでなく、泥も付着しにくくなります。結果として洗車の頻度も抑えられ、車を長くキレイに保てるでしょう。
コーティングをしておく
ボディコーティングを施すことで、被膜が表面を保護するため汚れがこびりつくのを防ぎ、簡単な水洗いでも落としやすくなります。
洗車の手間を軽減しつつ車を美しく保てる有効な対策といえるでしょう。
コーティングにはガラス系やポリマー系などがあり、車の利用頻度や走行している環境に合わせて選ぶとよいでしょう。
ホイールのコーティングに関しては、以下の記事で解説しています。
プロおすすめ!車の泥汚れをキレイにする洗浄洗剤3選
ここまで、泥汚れの部分別の落とし方や、事前に泥汚れを防ぐためのポイントなどを詳しく解説してきました。
泥汚れは放置せず、定期的な洗車を行うことが大事です。
また、こびりついてしまった汚れでも、専用の洗剤やクリーナーを使用するとキレイに落とせるでしょう。しかし、数多くある市販の洗剤やクリーナーの中から、どれを利用するのがいいのか、迷う方も多いでしょう。
そこで、プロおすすめの車の泥汚れをキレイにする洗浄洗剤を3点ご紹介しますので、購入の参考にしてください。
撥水シャンプー【CLEAN EXCEL】
「撥水シャンプー」は、洗車と同時に撥水コーティングが行える洗浄洗剤です。
特殊変性シリコーンを含む成分により泡立ちが良く、泥が付着したボディでも傷をつけずにキレイに洗浄できます。
洗車後は、撥水効果により水滴が弾かれるため、汚れつきにくくなります。また、塗装面の劣化を防ぎ、長く光沢を維持する効果があるのもポイントです。
洗車する際に泥による傷つきをなるべく防ぎ、その後も洗車の手間を減らしたい方におすすめの洗浄洗剤です。
truck wash 16oz【ケミカルガイズ】
「truck wash 16oz」は、悪路や悪天候の中の走行後についてしまう頑固な泥汚れも、キレイに除去できるカーシャンプーです。
pHバランス(酸性とアルカリ性の度合い)が整っており、ワックスやコーティングを落とさずに使用できるのが特徴です。
レモンの香りが爽やかなため、洗車作業を快適にしてくれるでしょう。
ルームクリン【洗車の王国】

「ルームクリン」は、車内の布シートやプラスチック部分の泥汚れをキレイに除去できる専用クリーナーです。
泥汚れはもちろん、タバコのヤニや食べこぼしによるシミなど、頑固な汚れにも対応しています。
スプレーして拭き取るだけの簡単な使用方法ながらも、プロも使用する信頼性の高い製品です。
車の泥汚れは早めに洗浄しよう

この記事では、泥汚れの部分別の落とし方や事前に泥汚れを防ぐためのポイント、おすすめの洗浄洗剤などを詳しく解説しました。
泥汚れは非常に頑固なため落としにくく、放置してしまうと劣化や傷つく原因となる厄介なものです。ですが正しい方法で早めに洗車することで、車の劣化や傷つきを防げます。
この記事を参考に、泥汚れをキレイに洗浄し、キレイな艶のある見た目を保ちましょう。