
【素材別】車のシートの正しい掃除方法!重曹を活用した汚れの落とし方なども紹介
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この記事では、素材別で車のシートを正しく洗浄する方法や、重曹を活用した汚れの落とし方などを詳しく解説します。
また、プロおすすめのシートをキレイにするための洗浄用品についても詳しくまとめています。大切な愛車のシートをキレイに洗浄したい方に参考になる内容です。
この記事のもくじ
車のシートの汚れ、シミの原因は食べかすや砂埃など

車のシートにシミや汚れができる主な原因は、飲食物がこぼれたカスや砂埃、ペットの唾液などです。放置することにより、ダニやカビ、細菌が繁殖してしまい、悪臭が漂ってしまいます。
シミを放置するとアレルゲンの発生源となり、アレルギー症状を引き起こす可能性もあるため、早めの清掃が大切です。
車のシートを掃除や洗浄する際の注意点

車のシートを掃除・洗浄する前に、注意すべき点を把握しておきましょう。詳しく解説します。
シートの素材ごとに特徴を把握する
車のシートにはいくつかの素材があり、それぞれの特徴を把握することでキレイに掃除・洗浄できます。主な素材は以下の3点です。
【ファブリック】
通気性が良く、夏でも快適です。しかし汚れが染み込みやすく、掃除が少々難しいのが特徴です。
【合成皮革】
水や汚れに強く、手入れも比較的簡単です。ですが、耐久性がやや劣っているため、雑に扱うと劣化が早まります。
【本革】
高級感があり、使い込むほど味が出ます。そのため、定期的なメンテナンスが必要で、湿気や直射日光に注意が必要です。
シートの素材ごとに掃除方法を変える
シートの素材によって特徴が違うのと同様に、それぞれに適した掃除方法があります。
中性洗剤などで簡単に水洗いができるものもあれば、専用のクリーナーを使い、正しい手順で行わなければ色落ちやひび割れなどの劣化を招く恐れがある素材もあります。
次の章では、素材別の掃除方法やシミの落とし方を詳しく解説します。
車のシート、素材別の掃除方法やシミの落とし方

素材別の掃除方法やシミの落とし方をみていきましょう。自身の愛車に使われている素材に合わせて、適した方法を行ってください。
【合成皮革・ファブリックシート】汚れの落とし方
汚れやシミができた場合の手順は以下になります。
- 乾いた布で汚れをやさしく押さえて応急処置をします。
- 酵素系漂白剤を布に少量つけてシミを軽く拭き取りましょう。塩素系漂白剤は色落ちの原因になるため使用を避けてください。中々汚れが落ちない場合には、蒸しタオルを併用すると効果的です。
- 仕上げに乾いた布でしっかりと水分を拭き取り、完全に乾かしましょう。
様々な素材に共通して使えるクリーナーを使うことも効果的です。
シートの汚れをキレイにする専用クリーナーは、以下をチェックしてください。
【本革シート】汚れの落とし方
本革シートの場合、濡れタオルは厳禁です。基本的には乾いた布で素早く拭き取ることが大切です。拭き取りだけでは落ちない汚れやシミができた場合は、以下の手順で落としましょう。
- 中性洗剤を泡立てたスポンジで軽くなでるように汚れを浮かせます。
- 乾いたタオルでやさしく拭き取ります。強く擦ると革を傷める原因になるため、丁寧に作業しましょう。
- 仕上げに専用の保湿クリームでケアすると、革の劣化防止にもつながります。
市販品には本革専用のクリーナーがあり、それを利用すると効果的に汚れを落とせます。
【素材共通】汚れてすぐの場合は素早く拭き取る
シートに飲み物や食べ物をこぼした場合は、素材に関係なくすぐに拭き取りましょう。
まずは乾いた布やペーパーで水分を吸収し、その後にぬるま湯で湿らせたタオルで軽く拭き取ります。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を少量つけたタオルでやさしく拭くと効果的です。
【素材共通】洗浄した後のシートはしっかり乾燥する
シートを洗浄したあとは、しっかり乾燥させることが大切です。水分が残っていると、カビや悪臭の原因になります。
天気が悪い日はエアコンの送風や除湿機を使うのもおすすめです。
乾ききらないまま使うと雑菌が繁殖しやすくなるため、見た目がキレイでも念入りな乾燥を心がけましょう。
ガンコな汚れは業者が効果的
掃除・洗浄しても落とせないこびりついた汚れは、無理に落とそうとすると生地を傷める恐れがあります。
そのため、自分での掃除で落ちない場合は業者に依頼するのが安全でしょう。
市販のクリーナーなどではなく専門の機材や洗剤を使うため、シートの素材を傷めずにキレイに仕上げてくれます。
特に本革や高級車の内装など、素材にこだわりがある場合はプロの手で丁寧に対応してもらうのが安心でしょう。
車のシート掃除には重曹も効果的

こびりついた皮脂汚れや食べこぼしの掃除には、重曹も非常に効果的です。
アルカリ性の性質が、酸性の汚れを中和して浮かせる働きを持っているため、手軽に使える洗浄剤として人気があります。
使い方は以下になります。
- 重曹水(水200mlに対して小さじ1程度)をスプレーボトルに入れ、汚れた部分に吹きかけて5分ほど置きます。
- 濡らして固く絞ったタオルで優しく拭き取ります。最後に乾拭きまですると清潔に仕上がります。
- シートに湿気が残らないよう、風通しの良い場所でしっかり乾燥させましょう。乾きが遅い場合はエアコンも併用しましょう。
重曹は手に入りやすく、車だけでなく様々な掃除に使用できるためおすすめです。
また、汚れやシミだけではなく、臭い取りにも効果的です。
重曹を使った臭い取りについて詳しく知りたい方は、下記記事もチェックしましょう。
プロおすすめ!シートをキレイにする洗浄用品3選
ここまで、素材別で車のシートの正しい洗浄方法や、重曹を活用した汚れの落とし方などを詳しく解説してきました。
シートは定期的に掃除し、汚れがついてしまった場合はこの記事の手順で早めに洗浄することでキレイに保てます。しかし、日頃の掃除・洗浄用品としてどのようなものを揃えておけばいいのか、悩む方も多いでしょう。
そこで、プロおすすめのシートをキレイにする洗浄用品を3点紹介しますので、参考にしてください。
マルチクリーナーセット【CLEAN EXCEL】
「マルチクリーナーセット」は、車のシートや内装の汚れを効果的に落とせるプロ仕様の洗浄剤です。
頑固な汚れにも対応できる多目的洗浄剤は、布製や合成皮革のシートにも使用できる中性洗剤のため、素材を傷めにくく、安心して使用できます。
また、専用のクロスが付属しているため、この1セットで洗浄から拭き取りまで行えます。
初心者からベテランまで、車内の清掃を効率的に行いたい方におすすめのアイテムです。
布製シートクリーナー【ウィルソン】
「布製シートクリーナー」は、車内の布製シートやマット、ドア内張りの汚れをキレイに除去できるスプレータイプのクリーナーです。
泡状の洗浄剤が汚れに密着し、付属のハンディブラシで繊維の奥までしっかりと洗浄できます。
さらに、抗菌効果と静電気防止効果があり、清潔な状態を保ちやすくなっています。日常的なメンテナンスに適したアイテムです。
100均)マイクロファイバーぞうきん【ダイソー】
ダイソーのマイクロファイバーぞうきんは、日頃のシート掃除に適したコストパフォーマンスの高いアイテムです。
極細繊維がホコリや油分をしっかり吸着し、水拭きだけでも汚れを効果的に除去できます。柔らかい素材のため、ファブリックや合成皮革のシートを傷つけにくい点も特長です。
低価格のため、埃や食べカス、泥汚れなど日頃の掃除でも気軽に使えるため、常備におすすめです。
車のシート掃除は定期的に行い、キレイな状態にしよう

この記事では、素材別で車のシートの正しい洗浄方法や、重曹を活用した汚れの落とし方、おすすめの洗浄用品などを詳しく解説しました。
シートの汚れは放置してしまうと劣化や悪臭などの原因となる厄介なものです。定期的な掃除・洗浄と、汚してしまった際のスピーディーな対応が大切になります。
この記事を参考に、シート掃除を定期的に行い、キレイな状態をいつまでも保ちましょう。