車内のヤニ汚れがなかなか落ちないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自分でヤニ汚れを取り除く方法や、掃除に最適なクリーナーについてプロ目線で詳しく解説します。
また、業者に依頼するメリットや料金形態についても触れていますので、ヤニ汚れの除去を考えている方にとって参考になる記事です。
この記事のもくじ
車のヤニ汚れの影響
車のヤニ汚れは、見た目だけでなく、臭いや車内の空気環境にも悪影響を及ぼします。
また、車を売却する際ヤニ汚れやタバコの臭いは査定額にマイナスの影響を及ぼし、喫煙車は非喫煙車に比べて価値が低く評価される傾向にあります。
理由として、カーエアコンやダッシュボードなどのパーツの劣化が目立つこと、また、強くこびりついた臭いを嫌がる方が多いためです。
ヤニ取りは業者に依頼するべき?
ヤニを徹底的に除去したい方にとって、自分で清掃ができるのか、それとも業者に依頼した方がいいのかは気になるポイントではないでしょうか。
そこで、業者に依頼すべきかどうか、また依頼する場合の料金相場などをご説明します。
徹底的にキレイにしたいなら業者に依頼
結論として、ヤニ汚れを徹底的にキレイにしたい場合はプロに依頼するのがおすすめです。
理由として、プロは専門の技術と施工道具を使って、車内の隅々までヤニや臭いを根こそぎ除去できることが挙げられます。
とくに、売却の際には内装の状態が査定額に大きく影響するため、業者によるクリーニングは車の価値を高めることにつながります。
のちほど自分でもできる清掃手順や市販の専用クリーナーなどもご説明しますが、査定前やしっかりと綺麗にしたい場合は、プロのヤニ取りサービスに依頼することも検討しましょう。
業者に頼む時の料金
業者に依頼する場合、料金は車のサイズや汚れの程度、清掃内容によって変動します。
たとえば、車内の全体的な清掃は大体15,000円から20,000円程度、ヤニ取りまで社内全体を清掃する場合は30,000円以上かかるところがほとんどです。
特定の部位だけの清掃も選べますので、ご自身の車に必要なサービス内容を選択しましょう。
自分でヤニを清掃する時の手順
業者に依頼した場合の内容をご紹介してきましたが、ヤニ取りはご自身でもできます。
そこで、ここでは自分でヤニの清掃をする際の手順をご説明します。
使用箇所以外を養生する
まずは養生から行います。
養生とは、掃除する部分以外を保護することで、クリーナーや洗剤が掃除箇所以外に飛び散るのを防ぎます。
天井やドアなど、ヤニを取り除く予定の箇所以外にブルーシートやビニール袋、または幅広のマスキングテープを使ってカバーしましょう。
とくに天井を掃除する場合、シートや床に洗剤が落ちるのを防ぐためにビニールシートなどでの養生は必須です。
専用のクリーナーや洗剤をつける
養生が完了したら、ヤニ取りに適したクリーナーや洗剤を使用します。
まず、専用クリーナーを汚れのある部分に直接スプレーし、均一に広げます。
次に、洗剤がしっかりとヤニに浸透するように、柔らかいブラシやスポンジを使って軽く擦ります。
これにより、ヤニが浮き上がりやすくなります。
市販の重曹や食器洗い洗剤、100均で購入できるアルカリ電解水でもヤニ取りは可能ですが、専用クリーナーの使用をおすすめします。
専用クリーナーはヤニを効率的に落とし、素材を傷めるリスクも低いため、より効果的なためです。
記事後半では、ヤニ取りに最適なおすすめのクリーナーを詳しく解説しているので、そちらを参照してください。
キレイに拭き取る
最後に、ヤニを洗剤やクリーナーで浮かせた後は、すぐに拭き取ることが重要です。
柔らかい布やマイクロファイバーのタオル、クリーナーに付属の布を使って、汚れを丁寧に拭き取りましょう。
強く擦りすぎると傷つける可能性があるため、軽く拭き取るようにしましょう。
とくにヤニが厚く付着している場合は、複数回に分けて拭き取ることで、より効果的に清掃できます。
プロおすすめのヤニ取りクリーナー5選
ここからは、プロがおすすめするヤニ取りに最適なクリーナーをご紹介します。
車の部分別でピックアップしていますので、購入の際の参考にしてください。
【シート】「ブリッドシートクリーナー」CLEAN EXCEL(クリーンエクセル)
クリーンエクセルの「ブリッドシートクリーナー」は、シートに付着したヤニや汚れを落とすことに特化しています。
アルカリ性成分を利用して、シートにこびりついた頑固な汚れを効果的に除去します。
使用方法は簡単で、汚れた部分にスプレーして少し時間を置くと汚れが浮き上がります。
浮き上がった汚れを乾いたタオルで軽くたたくようにして吸い取ることで、キレイに仕上がります。
ただし強アルカリ性であるため、放置時間を長くしすぎたり、拭き取りが不十分だと傷める恐れがあるため、使用時は注意が必要です。
【シート・天井】「ルームクリーナー」カーピカル
カーピカル「ルームクリーナー」は特殊な酵素を使用しており、車内の布製品に付着した頑固なヤニやシミを効果的に除去します。
とくに天井や布製シート、マットなどの汚れに対して強力で、長年のヤニ汚れも簡単に落とせることで評価を得ているクリーナーです。
使い方は同様で、汚れた部分に直接スプレーして少し時間を置き、その後乾いたタオルで拭き取るだけです。
酵素の働きにより、しっかりと汚れを取り除くことができます。
ヤニ落としだけではなく、シートや天井のシミ除去にも効果的なので、車内を全体的にきれいにしたい方におすすめのクリーナーです。
【ガラス】「超スッキリガラスクリーナー」イチネンケミカルズ
イチネンケミカルズの「超スッキリガラスクリーナー」は、高級アルコールを配合した速乾性タイプで、タバコのヤニ、手脂、油膜を効果的に除去し、除菌効果も兼ね備えています。
シリコーンや界面活性剤を含まないため、二度拭きが不要です。
霧吹きタイプでガスを使用せず、車内外のガラスクリーニングに適している点が特長。
フロントガラスや家庭の鏡のクリーニングにも使用でき、きれいな柔らかい布で拭き取るだけで汚れを落とし、除菌することができます。
界面活性剤が含まれていないので拭き取り作業も簡単なので、初めて使用する方にもおすすめです。
アクス バカ落ちルークリ洗剤
アクスの「バカ落ちルークリ洗剤」は、車内の布地やモケット地に適したクリーナーです。
車内のシートやフロアマットなど様々な箇所に対応し、タバコのヤニや手垢などの汚れも高い洗浄力で効果的に除去します。
希釈して使用するのでコストパフォーマンスも高く、経済性と仕上がりの良さを兼ね備えています。
手や喉への優しさも考慮されており、長時間の使用も安心です。
車内全体に使用できる汎用性の高さで、多くの方に選ばれています。
【車内全体】「強アルカリ電解水」ヒダカ
ヒダカの強アルカリ電解水は、pH値13.2という高アルカリ性で、車内全体の様々な汚れに対応しています。
油汚れやタバコのヤニなど酸性の汚れに強く作用し、効果的に洗浄します
使用後は空気に触れることで自然に中性に戻り、二度拭き(仕上げ拭き)の必要がありません。
化学物質を含まないため人体にも優しく、初心者でも使いやすいことも大きなメリットです。
汚れの種類に合わせて希釈率を調整できるため、車内のあらゆる場所の清掃に対応できる一本です。
専用クリーナーで車のヤニ汚れをキレイにしよう!
この記事では車のヤニ汚れについて、自分で清掃する方法や業者に依頼した場合の価格の相場、プロがおすすめする専用クリーナーまで詳しく解説しました。
この記事を参考に、愛車を徹底的にキレイにし、気持ちのいいドライビングを楽しみましょう。