粘土クリーナー

【車の鉄粉除去】粘土・スプレーそれぞれの使い方を解説!プロおすすめの鉄粉除去剤も紹介


この記事では、鉄粉除去に使う粘土とスプレー、それぞれの特徴や使い方などを詳しく解説します。


また、プロがおすすめする最強の鉄粉除去用品まで詳しくまとめています。


粘土タイプとスプレータイプの特徴や使い方を正しく理解し、愛車の鉄粉を効率よく除去したい方に参考になる内容です。 


鉄粉は下回りを中心に付着しサビの原因になる

車のサビ


鉄粉は走行中に発生するブレーキダストや舗装道路の細かなカケラなどが原因で、特に路面からの飛び石、水・泥などが当たりやすい車の下回りに付着しやすい粒です。


鉄粉が塗装の保護膜を突き破ったり、塗装の隙間や塗りつぶしの甘い場所に入り込んだりすると、水分と反応して酸化し、サビになります。


サビが進行すると金属部分が劣化し、真下のパーツ(マフラー、サスペンションアームなど)にまでダメージが及ぶ可能性が高まります。


鉄粉除去用品のタイプと特徴

汚れた車体


鉄粉除去用品には粘土とスプレー、主に2つのタイプがあります。状態によって、最適な方を選びましょう。



粘土タイプは固着した鉄粉も強力に除去できる


粘土タイプ(トラップ粘土)は、表面に刺さったような固着した鉄粉を粘着して、強力に除去できる点が強みです。


粘土は吸着性が高く、こびりついて取れにくい鉄粉でも除去できるため、鉄粉除去用品として重宝されています。


また、使用後も粘土の汚れ状態によって面を折り返して使えるため、繰り返し使える点も特徴です。


スプレータイプは車の箇所を選ばず広範囲に使える


スプレータイプは、ボディ全体やホイールなど広い範囲にムラなく噴霧でき、粘土では届きにくい箇所まで広範囲に使えるのが特徴です。


液剤が鉄粉と反応し、紫色に変化するので効果を確認しながら作業できます。


また、粘土のように摩擦を加えないため、塗装を傷つけにくく初心者でも扱いやすい点がメリットです。


どちらもメリットデメリットがあり、使い分けや併用が大事


鉄粉除去は粘土とスプレーで特徴が異なります。


どちらがいいということはなく、状態や箇所によってそれぞれを使い分け、もしくは併用していくことで愛車をより鉄粉から守れます。


例えば、スプレータイプで広い範囲を除去し、こびりついて除去しきれなかった部分を粘土で仕上げることで、よりキレイに仕上げられるでしょう。


それぞれの特徴を理解し、効果的に使用することが大切です。


【鉄粉除去剤】粘土・スプレーそれぞれの使い方

スプレータイプの鉄粉除去剤


粘土とスプレー、それぞれの使い方を解説します。正しく使用し、効果的に鉄粉を除去しましょう。


鉄粉除去剤|粘土タイプの使い方


粘土タイプの鉄粉除去は、以下の流れで使用します。


1.水洗い洗車で砂やホコリを落とします。

2.ボディ表面に専用の潤滑剤や水をスプレーし、粘土を軽く滑らせるように動かし鉄粉を除去します。

3.最後に粘土がついてないかを確認し、ついている場合はキレイに取り除きましょう。


粘土は強く押し付けると塗装を傷つける恐れがあるため、力を入れすぎないことが大切です。


また、汚れた面を使用し続けないよう、定期的に面を折り返してきれいな面を使いましょう。


鉄粉除去剤|スプレータイプの使い方


スプレータイプの鉄粉除去剤は、以下の流れで使用しましょう。


1.洗車で砂や泥をしっかり落としましょう。

2.濡れた状態のパネルに均一にスプレーし、除去剤ごとの使用説明に記載のある時間置いておきます。

3.鉄粉と反応して紫色に変わるので、浮き上がった汚れを水でしっかり洗い流します。

4.それでも落ち切らない頑固な部分は、柔らかいスポンジで軽くなでて落としましょう。


作業後は再付着を防ぐため、仕上げにコーティングを行うと効果的です。


コーティングに関してさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。

ガラスコーティングを自分でする簡単な方法とおすすめのコーティング剤を紹介


コーティング車は粘土タイプの鉄粉除去剤に注意

粘土タイプの鉄粉除去剤


粘土タイプは鉄粉を強力に除去できますが、コーティング車に使う際は注意が必要です。


粘土を動かすときに摩擦が強すぎると、せっかくのコーティング層を削ってしまう可能性があります。


そのため、使用する時はたっぷりと水や専用の潤滑剤を併用し、軽い力で優しく滑らせることが大切です。


作業後は保護効果が薄れるため、再度コーティングをかけ直すことで塗装面を守れます。


「粘土タイプは何回使えるのか」は明確な決まりはない

粘土クリーナー


粘土クリーナーの使用回数を気にされる方も多いですが、使用回数に明確な基準はありません。


表面がきれいな状態なら繰り返し使えますが、鉄粉や砂を多く取り込むと塗装を傷つける恐れがあります。そのため、異物が混じったらすぐに交換するのが安全です。


目安としては数回から十数回程度とされますが、状態をよく確認しながら判断することが大切です。


プロおすすめ!最強の鉄粉除去用品3選


ここまで、鉄粉除去に使う粘土とスプレー、それぞれの特徴や使い方などを詳しく解説しました。


鉄粉除去に使用する粘土とスプレー、それぞれのタイプをうまく併用することで、よりキレイにできます。


しかし、数多くある市販の鉄粉除去用品の中からどれを利用するべきか、迷う方も多いでしょう。


そこで、プロがおすすめする最強の鉄粉除去用品を紹介します。購入の参考にしてください。


(スプレー)鉄粉除去剤【CLEAN EXCEL】


「鉄粉除去剤」は、ボディ・ホイールに付着した鉄粉を手軽に除去できるアイアンリムーバーです。


スプレータイプとなっていて、鉄粉部分に吹き付けると数分で紫色に反応して固着鉄粉を視覚的に確認できます。


その後、水で洗い流し拭き取るだけでザラつきが改善するのが特長です。


またホイールの裏側やナット周りなど届きにくい部分にも使いやすいため、初心者でも扱いやすい鉄粉除去剤です。 


(粘土)プロ技ねんどクリーナー【Prostaff】


「プロ技ねんどクリーナー」は、ノーコンパウンド処方のため、コーティング車や塗装を傷めず鉄粉を除去できます。


虫・ピッチ・樹液・花粉・ペンキのミスト汚れにも対応し、ボディのザラつきを滑らかに改善する点が評価されています。 


(スポンジ)除去スポンジ【CLEAN EXCEL】


「除去スポンジ」は、水で濡らしたボディに直接滑らせて使えるタイプで、鉄粉やペイントミスト、ピッチタール汚れが取りやすい設計となっています。


作業の際はスポンジを濡らして、洗車用シャンプーを併用しながら優しく滑らせることで、塗装への負担を抑えつつザラつき感を軽減できます。


水をしっかり流すことも重要なポイントです。


耐久性があり、1個で約20台分相当の作業ができるため、コスパが良い点も魅力のひとつです。 


鉄粉取りに粘土とスプレーを正しく使い、愛車をキレイにしよう!

綺麗な車

この記事では、鉄粉除去に使う粘土とスプレー、それぞれの特徴や使い方を解説し、プロおすすめの鉄粉除去用品まで紹介しました。


鉄粉は放置するとサビの原因となるため、早めの除去が大切です。


また除去する際には傷がつかないように、正しい方法・除去用品で行うこともポイントです。


この記事を参考に正しく鉄粉を除去し、愛車の美しさを守りましょう。 


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