森の中に駐車する車

車についた樹液の放置はシミや色褪せの原因に!正しい落とし方や対策法を紹介


この記事では、愛車に樹液がつき困っている方に、樹液が車に与える影響や樹液から車を守るための対策方法、正しい洗車方法を詳しく解説します。


また、プロおすすめの樹液をキレイに洗浄するための洗浄用品や対策グッズも詳しくまとめています。


愛車を樹液から守り、いつまでもキレイな状態を保ちたい方に参考になる内容です。 


樹液が車に与える影響

塗装が剥がれた車

樹液は放置すると車に様々な影響を与えます。主な影響を4つ解説します。


塗装の色褪せ


樹液は酸性成分を含んでいるため、放置すると塗装の酸化が進み、劣化や色の退色が起こります。その結果、ツヤが失われてボディがくすんで見えるようになります。


特に直射日光が常に当たったり夏など高温の環境だったりすると、症状が急激に進行するので注意が必要です。 


塗装の剥がれ


樹液に含まれる成分が塗装面に長い時間付着すると、硬化・酸化が進んで塗膜の密着力が弱くなり、浮き上がりや剥がれが起きやすくなります。


さらに放置して樹脂化が進むと除去が難しい状態となり、結果としてクリア層ごと剥がれるケースもあります。 


凸凹のへこみ


樹液は硬化するため、塗装に浸透し、表面に凹凸のへこみを作ってしまう可能性があります。


そのまま放置することで、洗車やコーティング施工時に泡やコーティング剤が浮き上がりやすくなり、均一に施工ができなくなります。


そのため、滑らかなボディを保つためには早めの除去が大切です。

 

コンパウンドやアルコールでも落ちない黄色いシミができる


樹液は時間が経つと黄変して塗装にしみ込み、コンパウンドやアルコールでも落とせない頑固な黄色いシミとなってしまいます。


その状態を放置すると、シミと塗装面が結合し、専用のピッチクリーナーや溶剤でも除去しにくいなる恐れがあります。


車を樹液から守るための対策方法

カバーを掛けられた車


樹液の被害から車を守るためにも、日頃からの対策が肝心です。主な対策方法を2点紹介します。


車カバーを使用する


日頃からカバーをかけることで、ボディに滴る樹液を直接防げます。


樹液だけでなく、紫外線やほこり、砂埃もガードできるため、洗車の頻度が減るメリットもあります。


装着前後は車体の埃を落としてから行うと傷つきにくく安心です。


コーティングをする


定期的にガラス系コーティングを施工すると、硬い被膜がボディを覆うため、樹液が直接塗装に付着しにくくなります。


樹液だけでなく、汚れや黄砂などがついても洗車の水洗いや中性シャンプーでスムーズに落とせるようになるため、複数の汚れ対策にも効果的です。 


ガラスコーティングについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしてください。

ガラスコーティングを自分でする簡単な方法とおすすめのコーティング剤を紹介

車についた樹液は洗車機でも落ちるが注意が必要

洗車機を利用する様子


樹液がボディに付いたまま洗車機に通すと、樹液がこびりついたまま洗車ブラシでボディが擦られ、細かい傷や塗装の剥がれを引き起こす可能性があります。


まずは洗車前にお湯とマイクロファイバークロスで樹液を柔らかくしながら拭き取ります。

その後に通常の水洗い洗車を実施しましょう。


このようにすることで、樹液による塗装へのダメージを抑えつつ、安全に洗車機を使えます。 


【簡単】車についた落ちない樹液の洗車方法

手洗い洗車

車についた樹液は落ちにくく苦戦する方も多いですが、以下の手順を行うことで比較的簡単に樹液が落ちます。


1.軽く水洗い

まずは水で軽く泥やホコリを洗い流します。目に見えない粒子が傷の原因になり得るため、まずは大量の水で流しましょう。


2.80℃前後のお湯で軟化

タオルやクロスを被せてから80℃前後のお湯をかけ、樹液を柔らかくします。この温度帯なら塗装へのダメージを抑えつつ、樹液が溶けやすくなります。


3.柔らかい布で浮かせて拭き取る

マイクロファイバークロスで押し付けずに水の重みだけで撫で拭きします。強く擦ると塗装を傷つける恐れがあるため、優しく対処しましょう。


 4.食器用洗剤やアルコールで補助

お湯でも落ちにくい頑固な樹液には、少量の中性洗剤やアルコールを使って浸し、再度お湯で柔らかくして拭き取ります。あくまで少量使用し、残らないようにしっかり洗い流すことが大切です。


5.仕上げの手洗い洗車+拭き上げ

仕上げに通常のカーシャンプーで全体を洗い、すすぎ後に水滴を拭き取ります。泡を残さないようにしっかり流し、水滴も細部まで拭き上げましょう。


また、なるべく洗車で車を傷つけないためにも、洗車スポンジにこだわることも大切です。


車スポンジに関してさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしましょう。

【プロが選ぶ】傷がつかない洗車スポンジを紹介!スポンジの種類やシーンに合わせた選び方も解説


プロおすすめ!樹液の洗浄用品や対策グッズ4選


ここまで、樹液が車に与える影響や樹液から車を守るための対策方法、正しい洗車方法を詳しく解説してきました。


樹液がつかない対策や自分で洗浄するためにも、効果的な対策グッズや洗浄用品を用意する必要があります。


そこで、市販にも売られているプロおすすめの洗浄用品と対策グッズを4点紹介しますので、購入の参考にしてください。



撥水シャンプー【CLEAN EXCEL】


「撥水シャンプー」は泡立ちが良く、車体に付いた泥・虫・樹液・水アカなど様々な汚れをやさしく包み込みながら洗い流す洗浄用品です。


洗車だけでなく同時に撥水効果が得られるため、雨汚れへの対策になります。使用し続けることで、劣化し始めた塗装の補修にも役立ち、洗車キズを抑える特性もあります。


ボディを傷めず、簡単に汚れと水弾きを同時にケアしたい方におすすめです。


ウルトラハードカーシャンプー【RINREI】


「ウルトラハードカーシャンプー」は、頑固な雨ジミや水アカ、垂れ筋に効果的なカーシャンプーです。


ファインセラミックパウダーとキレート剤のW洗浄で、ガラスの油膜も原液または希釈でしっかり落とせます。


希釈で中型車16台分とコスパも良好で、洗浄後はコーティングの下地処理にも使える優れた洗浄洗剤です。 


ボディカバー【WhaRainle】


WhaRainleの「車用ボディカバー」は、5層構造で撥水・防塵・紫外線カット機能を備えています。


裏生地がマイクロ起毛で、車体に優しく装着や着脱が簡単です。


雨や樹液、潮風からボディをしっかりガードし、洗車回数を減らす効果も期待できるため、屋外駐車が多い方におすすめです。 


TYPE-H1 ハイブリッドガラスコート【CLEAN EXCEL】


「TYPE-H1 ハイブリッドガラスコート」は、無機ガラス成分(SiO₂)とフッ素樹脂を組み合わせた高性能なコーティング剤です。


塗るだけで深みのあるツヤが出て、雨や汚れが付きにくくなります。


重ね塗りをすることで皮膜が厚くなり、耐久性や撥水性がさらに向上するのも特長です。

また、樹脂製の未塗装パーツにも使用できるため、車全体をしっかり保護できます。


施工後は硬化までに時間が必要ですが、その間もバリア効果が続きます。

 

車についた樹液は早めに洗車して愛車を守ろう

森の中を走る車

この記事では、愛車に樹液がつき困っている方向けに、樹液が車に与える影響や樹液から車を守るための対策方法、正しい洗車方法を詳しく解説しました。


樹液は放置することで、様々な悪影響をもたらします。そのため、樹液がつかない対策や定期的な洗浄を行うことが大切です。


この記事を参考に、樹液の被害から愛車を守り、キレイな状態をいつまでも保ちましょう。 


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