「マンションやアパートなので水を使っての洗車ができない」
「寒い時期の洗車は面倒...」
「出かける前に気軽に車を綺麗にしたい」
そんな方に向けて、この記事では、水を使わない洗車方法を解説しています。
おすすめの専用洗剤や必ず知っておきたい注意点もまとめていますので、水を使わずに車をきれいにしたい方に参考になる内容です。
この記事のもくじ
水なし洗車とは?
水なし洗車とは、水を使わずに洗車をする方法です。
具体的には、水なし洗車専用のスプレーやクロスを使用して汚れを落とします。
これらの商品はカー用品店やホームセンターなどで販売されており、使い方は簡単。
スプレータイプを使用する場合は、ボディに洗剤を吹きつけた後に汚れを拭き取り、その後拭き残しがないよう仕上げの拭き上げを行い終了です。
シートタイプであればシートを取り出し、そのまま拭くだけで完了。
一般的な洗車に比べて手軽にできるので、なかなか時間が取れない方や、冬の寒い時期などの洗車にぴったりの方法です。
水なし洗車におすすめの具体的な商品は、記事後半「【プロが厳選】水なし洗車におすすめのスプレー・シート3選」で紹介しています!
水なし洗車のメリット
水を使わずに洗車をする具体的なメリットを確認していきましょう。
マンションやアパートでも洗車できる
まずは、場所を選ばずに洗車ができるということです。
大量の水を使う通常の洗車は、広いスペースや水道設備が必要なため、マンションやアパートにお住まいの方はお困りの方も多いのではないでしょうか。
水を使わない洗車なら、狭いスペースでもササっと洗車を行える上に、水道設備や汚れた水が近隣の迷惑になる等の心配がいりません。
アパート・マンションの駐車場で、水を使っての洗車は違法?
洗車NGと法律で定められているわけではありませんが、共用部である駐車場での洗車は避けたほうが良いでしょう。
まず、マンション共用部の水道栓は定められた用途以外で使用することが禁止されています。
さらに、共用スペースを汚損したり、他の人の車に水がかかってしまったりするリスクもあり、トラブルに発展しかねません。
洗車可能なアパート・マンションではない限り、水を使っての洗車は近くのガソリンスタンドや洗車場を利用するのがベストです、
時短になる
2つ目のメリットは、時短になるということです。
水なし洗車の手順は、専用の洗剤を吹き付けてクロスで拭き取るだけ。
水で流したりシャンプーをしたりといった手間が省けます。
一般的な洗車に比べて工程も準備するものもシンプルで、時間も手間もかかりにくいのが特徴です。
季節問わず洗車ができる
水が冷たい冬場の洗車や、高温の中の夏場の洗車は身体に堪えますよね。
水に触れることがなく、さらに短時間で洗車が終了する水なし洗車なら、気温や天気にほとんど左右されず車のキレイを保てます。
水なし洗車のデメリット・注意点
水なし洗車は、一般的な洗車に比べて場所や季節を問わず行える上に、時短になるという便利な一面がある一方、デメリットや注意点もあります。
確認していきましょう。
絶対に車が傷つかないとは言い切れない
水なし洗車でもボディはキレイになりますが、傷が付かないとは言い切れません。
通常であれば、まず初めに車のボディに付いた砂やホコリを水で洗い流しますが、水なし洗車ではこの工程がないためです。
そのため、洗剤をクロスで拭き上げる時に、細かな汚れや砂を引きずって拭いてしまう可能性が高く、細かな傷がついてしまうことも。
特に、冬場の道路走行後の「融雪剤」や「塩カル」には注意が必要です。
通常の洗車より慎重な作業が求められます。
汚れがひどいと落とせない
あまりにもひどい汚れが付着している場合には、水なし洗車では対応できない場合があります。
特に、走行中に跳ね上げた車の油分や花粉、鳥のフンなどが固執してゲル化してしまった場合は、簡単に落とせないかもしれません。
ゴシゴシこすってしまうと傷の原因になるので気をつけましょう。
水なし洗車は、汚れが蓄積される前にこまめに行うことがポイントとなります。
タイヤの洗車には不向き
そもそもタイヤの洗浄は、水で行うことが推奨されています。
なぜなら、洗剤を使用してしまうと、タイヤ表面を守っている薬剤が落ちてしまう可能性があるからです。
ヒビや劣化の原因になるので、薬剤を使用したタイヤの水無し洗車はできないことを念頭においておきましょう。
タイヤやホイールの正しい洗車方法はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
【プロが厳選】水なし洗車におすすめのスプレー・シート3選
水なし洗車の注意点を踏まえ、専用の洗剤を使ってきれいにしていきましょう。
ここからは、これまで7000台以上のカーコーティング・洗車を行ってきたプロが、おすすめの洗剤を紹介していきます。
シュアラスター クイックワックス
まずはカーケアメーカーのパイオニアと言える、シュアラスターのスプレーをおすすめします。
一般的に、水なし洗車スプレーは乾いた箇所にしか使えないスプレーが多数ですが、シュアラスターのイックワックスは濡れたボディに使用できることがポイント。
雨や雪の後でも水なし洗車ができますし、通常の水を使った洗車時も使えるので、一本あれば様々な場面で対応できます。
また、最上級グレードの天然カルナバ蝋が配合されており、しっかりとツヤ・輝きを出したい方にもおすすめです。
研磨剤が含まれていないので、カラーやコーティングの有無にかかわらず使用可能です。
EK-TOP’S (イーケトップス)EK-ZERO
EK-TOP’S(イーケートップス)のEK-ZEROは、水なし洗車時の傷が気になる方におすすめのスプレーです。
秘密は、ボディに吹き付けると同時に、イオンの力で素早くボディの表面に形成される皮膜にあります。
この被膜には、「スリップ性」があり、汚れをしっかり浮かせてくれるのと同時に、傷が入る原因になるクロスで拭き取る際の摩擦を減らしてくれるのだとか。
タクシー会社や官公庁、ディーラーでも導入されている実績がある※1、信頼性の高い水なし洗車グッズです。
クリーンエクセル イージーシャイン
モコモコとした泡状で優しくボディを包み込んで汚れを落としてくれる、クリーンエクセルの「イージーシャイン」。
傷に配慮した水なし洗車ができるだけではなく、一度の作業でコーティングも可能。
撥水効果で雨の日のウロコや水垢も防いでくれます。
また、ボディ以外にも、アルミホイールやガラス、メッキパーツ、ミラー、ダッシュボードなどのクリーニングもでき、一本あれば万能に使用できる優れモノです。
SOFT99(ソフト99) お手入れシート フクピカ
さらにお手軽に水なし洗車を行うなら、シートタイプの「お手入れシート フクピカ」を選んでみるといいかもしれません。
こちらはスプレータイプとは違って拭き取るだけなので、さらに時短とお手軽さを叶える商品です。
シートタイプは傷が付かないか気になるところですが、フクピカのシートはボディへの傷つきを防止するため、シート自体が3層構造になっているのだとか。
さらに、「かき取った汚れをシートの内部に閉じ込めますので、汚れを引きずることで発生するボディへの傷つきリスクを極力軽減させてます」と公式のブログに記載がありました。※2
フクピカのシートと一口に言っても、用途に合わせて約10種類前後のラインナップが。
ベーシックな「洗車&ツヤ出し」から、艶や撥水のコーティングもできる「フクピカ艶」「フクピカストロング」など、愛車に合ったものをぜひ選んでみてくださいね。
専用のスプレーやシートを活用して水なし洗車を行ってみよう
この記事では、水なし洗車とは?ということから、メリットやデメリット、おすすめの商品について紹介しました。
- 水なし洗車は、場所や季節を問わず行え、時短になる
- ひどい汚れには対応できない、傷などのリスクもある
- スプレー・シートタイプ、撥水加工ができる等、用途に合わせて専用洗剤を選ぶとよい
この記事で紹介した商品も活用しながら、ぜひ水なし洗車を行ってみてくださいね。
参考UPL
※1EK-ZERO