「ホイールコーティングってやったほうがいいの?」
この記事では、ホイールコーティングの必要性や効果、施工時の注意点などを詳しく解説します。
記事の最後にはプロがおすすめするコーティング剤を種類別で紹介していますよ。
この記事のもくじ
ホイールコーティングの必要性は?新車には意味ない?
ホイールコーティングは、ホイールのきれいさをキープしたり、劣化を防いだり、洗浄をしやすくしたりなどのメリットがあるため、ぜひ行っていただきたい施工です。
ホイールは車の中でもとくに汚れやすく、ブレーキダストや道路の塩分、泥などが付着しやすい部位です。
これらは時間とともにホイールの材質を劣化させ、見た目の美しさだけでなく性能にも影響を与えかねません。
コーティングを施すことで、これらの汚れがホイール表面に直接触れることが少なくなり、汚れが付きにくくなります。
また、新車の場合でもコーティングは効果的です。
新車のホイールはまだ汚れによるダメージが少ないため、コーティングを施すことできれいな状態を長く保つことができるためです。
ホイールコーティングの効果
ホイールコーティングの主な効果としては以下の5点が挙げられます。
ホイールコーティングの効果
- 汚れがつきにくくなる
- 汚れても簡単に洗浄できる
- 劣化による色褪せや劣化を防止できる
- 油汚れの付着が低減される
- ブレーキダストがこびりつきにくくなる
コーティングで油汚れや紫外線からホイールが守られるので、全体的に劣化が防がれます。
汚れがたまりにくくなるため、洗車の手間や時間も削減できることも嬉しいポイントです。
ホイールコーティングをするメリット・デメリット
具体的にホイールコーティングをすることでどのようなメリットがあり、反対にどのようなデメリットがあるかを知っておくことも大切です。
ホイールコーティングのメリット
前項の内容と繋がりますが、メリットとして、汚れの固着を大幅に軽減できることが挙げられます。
その結果、綺麗な状態がキープしやすくなり、洗車の負担を大きく減らせます。
また、ホイールが長持ちすることで、劣化による買い替えも減るので、ホイールの購入代の削減にも繋がります。
ホイールコーティングのデメリット
ホイールコーティングのデメリットとして、専門店で施工を依頼する場合、費用がかさむという点が挙げられます。
通常、4本のホイールにコーティングを施す費用は8千円から2万円程度となり、ホイールの美しさを維持するためには一定の出費となるため、予算を考慮する必要があります。
一方、自分で施工する場合は、1千円〜6千円ほどと手軽な価格でできますが、時間と労力が必要になります。
忙しい方にとっては手間と感じられるかもしれません。
ホイールコーティングをするなら絶対に守るべき注意点
ホイールコーティングをする場合、絶対に守ってもらいたい注意点があります。
ホイールコーティングを考えている方は、必ず確認しましょう。
ブラシは柔らかいものを使う
コーティングされたホイールに硬いブラシを使用すると、表面に微細な傷をつけることがあり、コーティング層の剥離や損傷につながります。
その結果、コーティングの効果が低下し、見た目にも影響を及ぼしてしまうことも。
そのため、洗車時は柔らかい素材のスポンジやブラシを使用し、ホイール表面を優しく洗うことがおすすめです。
最低24時間は乾燥させる
ホイールコーティング施工後は、適切な乾燥時間が必要です。
具体的には、施工後は最低24時間は乾燥させ、その間は走行を控えましょう。
乾燥時間をしっかり取ることで、コーティング層が完全に硬化し、保護効果が最大限に発揮されます。
コーティングの施工手順を守る
ホイールコーティングを施工する際は正確な手順を守りましょう。
正しい手順で施工しなかった場合、ホイールの表面を傷つけたり塗りムラがおこる可能性があるからです。
ホイールのコーティングの手順についてはこちらをチェック
【自分でホイールコーティング施工する方法は?仕上げの注意点やおすすめのコーティング剤も紹介】
ホイールコーティング後のメンテナンス
注意点を踏まえ、コーティングを行っていただいた後も定期的にメンテナンスをする必要があります。
定期的にコーティングする
コーティング層は時間とともに摩耗や外部環境の影響を受けるため、一年に一回ほどのペースで定期的にコーティングする必要があります。
コーティングを定期的に行うことで、コーティング層が数層重なり、ホイールの寿命を延ばすことにも繋がります。
汚れはこまめに洗い流す
とくに、ブレーキダストは時間が経つと固着しやすくなります。
定期的な洗浄によって、コーティング層に長く付着し、こびりつきが洗浄しにくくなることを防ぎます。
強い成分のカーシャンプーを使用しない
強アルカリ性や強酸性のカーシャンプーの使用は避けるようにしましょう。
強力なクリーナーは頑固な汚れを効率的に除去する能力がありますが、同時にコーティング層に損傷を与える可能性があります。
そのため、ホイールの洗浄にはコーティングを傷めない中性のクリーナーがおすすめです。
コーティングの種類と種類別おすすめのホイールコーティング剤
ここまでホイールコーティングが与える効果やメリットデメリット、注意点などを詳しく解説してきました。
ホイールコーティングのことが色々とわかってきたかとは思いますが、とはいえたくさんのコーティング剤の中からどれが自分の車に適しているのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、プロが選ぶおすすめのホイールコーティング剤を、種類ごとに3点ピックアップしましたので、確認していきましょう。
ポリマーコーティング:Z2(アルミホイールコーティング剤)【CLEAN EXCEL】
「Z2(アルミホイールコーティング剤)」は、ホイールの耐久性を大幅に向上させるポリマーコーティング剤です。
耐摩耗性や耐衝撃性、耐熱性に優れているため、毎日運転する方や、長距離運転をする方におすすめのコーティング剤です。
さらに、酸や塩害に対しても強い抵抗力を持っているため、海岸地域にお住まいの方や塩害の影響を受けやすい環境にも適しています。
また、金属部分だけでなくFRP製部品にも使用可能で、1本で約3台分のホイールに施工できる量が含まれています。
初心者でも扱いやすいうえに、専用の塗り込み用スポンジと拭き取り用クロスがセットになっており、使い始めやすいコーティング剤となっています。
ガラスコーティング:ガラコート【ガラコート】
「ガラコート」は、高品質なガラス系コーティング剤で、全車種のホイールに対応しているのが特徴です。
特殊シリコンレジンを主成分とし、界面活性剤を加えることで、施工後の表面に均一なガラス繊維の膜を形成。
長期間にわたりホイールを保護してくれます。
使いやすさと効果のバランスが取れており、洗車が得意でない方や初心者でも簡単に使用できます。
セラミックコーティング:WHEEL COAT 【ANSWER.】
「WHEEL COAT」は、先進のセラミック技術を用いたホイールコーティング剤で、耐熱性と耐久性に優れています。
耐熱性が向上され、最大1300度までの熱に耐える能力を持っているため、極端な温度変化にも対応できます。
また、ブレーキダストの固着を効果的に防ぐナノセラミック技術が採用されており、メタル成分が多い輸入車のホイールに最適です。
ホイールコーティングをして最強の輝きをキープしよう!
この記事では、ホイールコーティングの必要性やメリットデメリット、コーティングの効果などをプロ目線で詳しく解説しました。
効果や注意点を正しく理解し、ホイールに合ったコーティング剤を定期的に施工すれば耐久性や撥水性をキープできます。
ぜひこの記事を参考に、ホイールの輝きをキープしましょう。