この記事では、フロントガラスが曇る原因を解説し、外側・内側それぞれの対処法を紹介します。
記事の最後にはプロおすすめの曇り止め用品まで詳しくまとめています。
曇り止めに悩んでいる方や、すぐにガラスの曇りを対処したい方にとても参考になる内容です。
この記事のもくじ
車のフロントガラスが曇る原因
正しい対処をするためには、原因を知ることが大切です。まずは車のフロントガラスが曇る原因を、詳しく解説します。
雨により車内の湿度が高い
雨の日の湿気は、フロントガラスが曇る原因の一つです。
外気の湿気だけでなく、濡れた傘などを持ち込んだり、大人数が濡れたまま乗車したりすると、湿度がさらに上がり、曇りに大きく影響します。
外の気温と車内の温度差がある
外気温と車内温度の差があることも、フロントガラスが曇る大きな原因となります。
寒い日に暖房で車内を暖めると、ガラス表面が冷たいまま外気との温度差で空気中の水蒸気が凝結し、曇りが発生します。
内窓が汚れている
フロントガラスの内側が汚れていると、曇りが発生しやすくなります。
特にホコリや油分が付いたままの状態では水蒸気を吸着しやすく、曇りが広がる原因になります。
外窓に汚れの油膜が張っている
フロントガラスの外側に油膜が張っても、曇りの原因となります。
油膜が張る主な原因は走行中に付着する汚れです。
雨水に混じる排気ガスやアスファルトの油分などが、乾燥後にガラスに残り油膜となります。
この油膜によって、フロントガラスが曇りやすくなるのです。
内気循環のボタンが押されている
内気循環モードがONになっていることも、曇りの原因です。
内気循環では、外気を取り込まず車内の空気を循環させるため、結果雨の日などは湿度が上がりやすくなります。
フロントガラスの内側が曇った時の対処法
まずはフロントガラスの内側が曇った時の対処法をみていきましょう。対処法は、主に3つあります。
デフロスターやエアコンを使う
フロントガラスの曇りにはデフロスターやエアコンを使うのが効果的です。
デフロスターは、扇形に3つの波線や矢印が書いてあるボタンで、ONにして風量を最大にすることで、短時間で曇りを除去できます。
また、エアコンを使って車内を除湿すれば湿度が下がり、曇りにくい環境をつくれます。
窓を開ける
気温差でフロントガラスが曇った際は、窓を開けて外気を取り入れる方法が効果的です。
外気を取り入れることで、車内と車外の温度差が軽減され、曇りが消えやすくなります。
エアコンを外気モードにする
窓を開けるのに不都合がある場合は、エアコンを外気導入モードに切り替える方法もおすすめです。
暖房を使う時も外気モードを選択することで、快適な車内環境を保ちながら曇りを予防できます。
内側の取れない曇りを解決する方法
フロントガラスの内側の曇りが日常的に取れにくい場合、曇り止めスプレーやコーティング剤を使用しましょう。
定期的に塗布しておくことで、日常の曇りの発生を抑えられるでしょう。
また、曇りがひどくなる前にエアコンやデフロスターを活用し、湿度を下げる工夫も効果的です。
フロントガラスの外側が曇った時の対処法
次に、フロントガラス外側の対処法をみていきましょう。簡単にできる対処法として、主に2つをピックアップしました。
ワイパーを使う
フロントガラスの外側が曇っている場合、ワイパーで曇りを取りましょう。
デフロスターを使用しても曇りが取れないときは、外側の水蒸気による曇りが原因です。
特にトンネル内などでは曇りやすいため、注意が必要です。
温度差をなくすためにエアコンを調節する
内側同様、外側が曇る原因も外気温とガラスの温度差です。
この場合、エアコンを使用して車内の温度を外気に近づけると、曇りが軽減できます。
やり方としては、外気導入モードで風をガラスに当てながら温度を調節するだけです。
これにより、結露の発生による曇りを防止できるでしょう。
外側の取れない曇りを解決する方法
フロントガラスの外側の曇りを防ぐには、曇り止めスプレーやコーティング剤を塗布しておくこと、そして日頃から窓掃除をこまめにすることが効果的です。
スプレーやコーティング剤は、基本的には塗布して拭き取るだけの簡単なものが多数あります。
時間があまり取れない方でもちょっとした隙間時間や出発前などに使用できるでしょう。
また、フロントガラスの曇りは汚れによる油膜でも発生しやすくなります。
日頃からこまめに洗車しておくことで、ガラスの曇りを防げます。
窓ガラスの洗車に関してさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック
フロントガラスの曇り止めにおすすめ用品4選
ここまで、フロントガラスが曇る原因や、内側・外側別の対処法を解説してきました。
曇る原因は、外気や天候の関係もありますが、日頃からこまめに洗車や曇り止めコーティングをしておくことで対処できます。
ここからは、プロがおすすめする曇り止め用品を4点紹介していきます。
窓ガラス撥水コーティング剤【CLEAN EXCEL】
「窓ガラス撥水コーティング剤」は、ガラス表面に高耐久の撥水被膜を形成し、油膜取り、曇り止めの効果を発揮 します。
そして、その効果がおよそ1年間持続することが大きな特徴です。
使い方も簡単で、専用パッドで擦り込むように塗布し、15分後に濡れたクロスで拭き取るだけです。
重ね塗りしても透明感を損なわないので、気軽にメンテナンスができます。
日頃あまり時間が取れない方や、初心者の方におすすめです。
窓フクピカジェル【SOFT99】
「窓フクピカジェル」は、垂直面でも液だれしにくいガラスクリーナーです。
汚れにしっかり留まるジェル成分が、虫汚れや油膜を効果的に除去するため、曇り防止にもつながります。
窓ガラスだけでなく、ミラーや未塗装樹脂、ゴムパーツにも使用できる汎用性の高さが特徴です。
窓ガラスクリーナー【CCI】
CCIの「窓ガラスクリーナー」は、油膜取り、汚れ取り、曇り止めの3つの効果を1本で実現できるスプレーです。
スプレーして拭くだけの手軽さが魅力で、内側・外側両方に対応しています。
中性タイプなので、ボディについても安心して使用できる、便利なアイテムです。
ガラスのくもり止め【ウィルソン】
ウィルソン「ガラスのくもり止め」は、内側の曇りを長時間防いでくれるコーティングタイプのスプレーです。
ムース状で塗りやすく、ガラスの乱反射防止剤が含まれているため、ギラつきを抑え視界をクリアにしてくれます。
エアコンを極力使用しないで曇りを防止したい方におすすめです。
対処法を実践してフロントガラスの曇りを防ごう
この記事では、フロントガラスが曇る原因や、内側・外側別の対処法、プロおすすめの曇り止め用品まで詳しく解説してきました。
曇りは年間を通してドライバーを悩ませる課題です。
しかし、対処法を知っておくことで、事前の曇り防止や曇った時にも即座に対応できるでしょう。
この記事を参考に、フロントガラスの曇りを防ぎ、快適なドライブを楽しみましょう。