鳥のフンを付けられた車

車の鳥のフン対策完全版!プロが対策方法や洗車の手順などを詳しく解説


この記事では、愛車に鳥のフンが落とされて困っている方向けに、フンを落とされる原因や対策方法、キレイに取り除くための洗車方法などを詳しく解説します。

また、プロがおすすめする洗浄用品や対策グッズも詳しくまとめています。


愛車を鳥のフンから守り、いつまでもキレイな状態を保ちたい方に参考になる内容です。 


鳥のフンが車によく落とされる理由は上空にある電線や縄張りが関係

電線の上に乗る鳥


上空に電線があったり、縄張りが近くにあったりすることで車にフンを落とされてしまいます。


鳥は電線・電柱・樹木・屋根などの高い場所を選び、休んだり辺りを確かめたりします。


そのため、その真下に駐車するとフンが車に落ちやすくなります。


また、車が縄張りに入った敵と誤認されたり、ガラスの映り込みを敵の鳥と勘違いされたりすると、マーキング目的で何度も同じ場所にフンをすることがあります。 


鳥のフンが車に与える影響

鳥のフンが付いた車


鳥のフンは汚れるだけではなく、車体に様々な影響を与えます。主な影響を3つ紹介します。


白く変色してしまう


鳥のフンは強い酸性とタンパク質を含むため、放置すると表面のクリア層が分解され、白く変色してしまいます。


初期の場合は専用クリーナーで除去できますが、進行するとコンパウンドで磨き、削る処理が必要になるため、早めに除去することが大切です。


シミになってしまう


フンに含まれる尿酸やタンパク質が塗装に付着すると、塗装の表面層が酸化・腐食し、シミ状になって残ります。


柔らかい状態なら濡れタオルで拭き取るだけで落とせますが、乾いて固まると通常の洗車では落ちにくくなるのが問題です。 


塗装が剥がれてしまう


鳥のフンは尿酸やアンモニアを含む強い酸性成分をもっています。


そのため、長い時間放置するとクリア塗装層から浸食が始まり、その後塗装表面に凹みやクレーターができ、やがては塗膜が剥がれてしまいます。


また、そこからサビが発生してしまうと、最終的には板金やパネル交換が必要になるリスクがあります。 


鳥のフンが車につかないための対策方法

黒い車


鳥のフンが落とされないための対策方法を4つ紹介します。すぐに実践できるものばかりなので、現在鳥のフンに悩んでいる方は実践してみましょう。


車カバーを使用する


車カバーをすることで、上空の電線や木の枝に止まった鳥からのフンの被害を防止できるでしょう。


特に通気性があり、防水・防汚機能を備えたカバーを選べば、フンだけでなく花粉や樹液などの汚れ対策にもなります。 


ホログラムテープやCDを利用する


光を反射してキラキラと光らせることで、鳥の目を刺激し警戒心を与えることができます。


そのため、ホログラムテープや不要なCDなどを活用しましょう。


車の周辺やベランダに吊るしておくだけでも、フン被害の軽減につながるため、簡単に始められる予防策でしょう。

 

100均)ヘビのおもちゃやウロコフィルムを利用する


ヘビは天敵とされるため、見ただけで鳥が警戒しやすくなります。


そのため、ヘビロおもちゃやウロコフィルムなどを活用することで、フン被害を防ぎやすくなるでしょう。


どちらも100均で手に入りやすく、コストを抑えながら実践できる手軽な対策方法です。 


サンシェードを利用する


サンシェードは本来、車内の温度上昇や紫外線対策に使われるアイテムですが、鳥のフン対策にも役立ちます。


表側が銀色のサンシェードを使用することで、窓越しの反射によって鳥が警戒し、寄り付きにくくなる効果があります。


取り付けも難しくないため、日常的に活用しやすい対策のひとつです。



鳥のよけに磁石、実は効果がない

磁石


磁石を使った鳥よけは効果があると言われてきましたが、実際には科学的な根拠がなく、明確な効果は確認されていません。


鳥は磁力を感じ取れる能力を持っていますが、それによって近寄らなくなるわけではありません。


磁石タイプの鳥よけグッズも販売されてはいますが、効果を実感できないケースが多く、過度な期待はしない方がいいでしょう。 



鳥のフンが車についた時の洗車方法

車を洗う様子


実際に鳥のフンがついてしまった時の洗車方法を解説します。まだ固まっていない状態の洗車方法と、すでに固まってしまった時の洗車方法それぞれを解説しますので、現状に合った方法を試してみてください。



鳥のフンが固まっていない時の洗車方法


鳥のフンがまだ乾いていない場合は、比較的簡単に洗車できます。


まず、柔らかいウェットティッシュや濡れタオルを使い、フンの上に軽く乗せます。


10〜20秒ほど湿らせたら、優しく拭き取るようにしましょう。


無理に擦ると塗装を傷つける可能性があるため、力を入れすぎないことが大切です。


その後は、通常の水洗いとシャンプー洗車で仕上げましょう。 


鳥のフンが固まってしまった時の洗車方法


固着したフンは無理に削ると塗装が欠けるため、「ふやかし」が必須です。


まず、40℃前後のぬるま湯を含ませたマイクロファイバーでフンを覆い、5分ほど置いて柔らかくします。


次に樹脂ヘラや爪楊枝の平面側でそっと持ち上げ、残渣は中性カーシャンプーを泡立てて両手で包み込むように洗いましょう。


白い跡が残った場合は、酸性クリーナーを綿棒で点付けし、30秒後に流水で流してください。


最後に水分を拭き取り、簡易コーティングを上塗りしておけば再付着を防げます。 


コーティングに関して詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしましょう。

車のプロおすすめ!車が長持ちする5つのコーティングの種類と特徴を解説

プロおすすめ!鳥のフンの洗浄用品や対策グッズ4選


ここまで、フンを落とされる原因や対策方法、キレイに取り除くための洗車方法などを詳しく解説しました。


鳥のフンはどんなに気をつけていても、公道を走行する以上はどうしても避けられません。


そのため、早めの除去や洗浄洗剤を使用した丁寧な洗車、そして事前の対策が効果的です。


そこで、市販にも売られているプロおすすめの洗浄用品と対策グッズを4点紹介しますので、購入の参考にしてください。 


3Dシャンプー【CLEAN EXCEL】


「3Dシャンプー」は、鳥のフンや虫の死骸など頑固な汚れを、泡の力で塗装を傷めずに落とせる洗浄洗剤です。


高濃度の泡が汚れを包み込み、浮かせてから除去するので、ゴシゴシこすらずにきれいに仕上がります。


さらに、ノーコンパウンド処方でボディにも優しく、コーティング車にも安心して使えます。


スポンジやクロスとの相性も良く、初心者でも扱いやすいため、日々の洗車に取り入れやすいのが魅力です。



鳥フン&虫汚れ除去クリーナー【イチネンケミカルズ】


「鳥フン&虫汚れ除去クリーナー」は、スプレー式ならではのきめ細かい白泡が、こびり付いた鳥糞や虫汚れに密着して柔らかくする点が魅力の洗浄用品です。


約5分ほどで固着汚れをふやかし、優しく拭き取るだけで落とせるのでコーティング施工車でも安心です。なるべく傷を少なく抑えたい方におすすめです。 


防鳥ホログラムテープ【Babenoun】


「防鳥ホログラムテープ」は、3Dホログラフィック効果で太陽光を強く反射し、虹色の光が動くことで鳥に“不自然”と認識させ近寄りにくくさせる対策グッズです。


両面反射仕様なので、風に揺らして吊るすだけで簡単に対策が行えます。環境にも無害のため、安心して屋外で使える商品です。 


ボディカバー【LINFEN】


「ボディカバー」は、5層構造&裏起毛素材で車体を直接傷づけにくく、防水・防塵・紫外線カットに優れています。


強力な防風ロープとセンターロックがあり、台風級でも飛びにくいつくりのため、強風にも安心です。また軽自動車からSUVまでサイズ展開が豊富な点も魅力です。 


車の鳥のフン対策をして愛車を守ろう

青空の下を走る車


この記事では、フンを落とされる原因や対策方法、キレイに取り除くための洗車方法などを詳しく解説しました。


鳥のフンは車に様々な影響を与えるため放置してはいけませんが、早めに適切な対処をすることで、跡に残るような傷やシミがつくことはありません。


この記事を参考に、事前の対策や正しい洗浄方法を実践し、愛車の美しさを守りましょう。 


RuffRuff Apps RuffRuff Apps by Tsun
ブログに戻る