赤い車

飛び石でついた車の傷は自分で補修できる!サビにならない補修方法などを紹介


この記事では、車につき飛び石による傷を自分で補修する手順や、その後サビが発生しないための方法などを詳しく解説します

また、プロおすすめの傷の補修に使える用品も詳しくまとめています。

 

飛び石による車の傷を気にしないで放置は危険

サビ


飛び石による車の傷を放置するとサビの原因となり、車体の劣化を早めます。


特に金属部分が露出するほどの傷の場合、そこから雨水や湿気が入り込み、腐食が広がります。

小さな傷でも時間が経つにつれて広がるため、結局後から修理費用が増加することになります。飛び石による傷は早めに適切な補修を行いましょう。


飛び石によるドアやガラスの傷、補修すべき判断基準

車体に付いた傷


飛び石による傷は、自身でもできる補修ですむ場合と、業者に依頼して修理が必要な場合があります。その基準を解説します。


ガラスのヒビやボディの塗装剥がれは早急に修理する


早急に業者の修理が必要な基準としては、以下になります。

フロントガラスにヒビやクラックが入った場合
ヒビは振動や温度変化で広がりやすく、放置すれば視界の妨げやガラス全体の破損リスクが高まります。

・ボディの塗装が剥がれて下地が見えている場合
金属が露出するとそこからサビが大きく進行し、放置する期間が長いほど修理費用が大きくなります。深さ1mm以上の傷の場合は放置せず、早めに対処しましょう。


多少の擦り傷程度は簡易補修やコーティングで対処する


傷の深さもなく、多少の擦り傷程度であれば、自身でも簡易補修ができます。しかし、傷からの劣化を避けるためにもなるべく早い補修が必要なことは変わりありません。

次章で、自分でもできる飛び石でついた車の傷の補修手順を解説します。チェックして早速補修してみましょう。

 

飛び石でついた車の傷の補修手順

車の傷の補修

軽度な傷であれば自分で補修ができます。しかし、正しい方法で行わないと見た目も悪くなってしまい、劣化を早める原因となるでしょう。
以下の補修手順で行いましょう。

1.傷の清掃と脱脂
傷周辺を中性洗剤で洗浄し、汚れや油分を取り除きます。その後、シリコンオフなどの脱脂剤を使用して表面を整えます。

2.タッチアップペイントを塗布
車のボディカラーに合ったタッチアップペンを用意し、傷部分に少量ずつ塗布しましょう。一度に厚く塗らず数回に分けて重ね塗りを行い、塗料が盛り上がるようにするのがポイントです。

3.乾燥と研磨
塗料が完全に乾いた後、耐水サンドペーパー(1000番程度)で塗料の盛り上がりを周囲と平らになるように丁寧に研磨します。研磨後は、コンパウンドを使用して表面を滑らかに仕上げましょう。

4.仕上げ
最後に、ワックスやコーティング剤を塗布して、補修部分を保護し、光沢を出しましょう。

補修用品は記事の最後にも紹介しているので、参考にしてください。

 

補修後はコーティングをしてサビ防止

車体の拭き取り


補修手順でもお伝えしていますが、最後の仕上げであるコーティングは非常に重要なため、忘れないようにしましょう。

コーティングを施すことで、空気中の水分や酸素と反応し、傷の細かな部分から酸化してサビが進行することを防ぎます。


特にガラス系コーティングは耐久性が高く撥水効果もあるため、傷からのサビ防止はもちろん、雨や汚れからボディを守る効果も期待できるため、おすすめです。


小さな傷を埋めつつ、酸化を防ぐガラス系常温コーティング剤は以下をチェックしてください。

硬化型コーティング剤(SMC)【CLEAN EXCEL】


車のコーティングに関して詳しく知りたい方は、下記記事もチェックしてください。
車のプロおすすめ!車が長持ちする5つのコーティングの種類と特徴を解説

飛び石による傷の補修を業者に頼んだ場合の相場

車体の磨き上げ

飛び石による傷がひどい場合、業者に依頼することになります。その場合の一般的な費用相場を解説します。 


ガラス補修や交換費用の相場


フロントガラスの小さなヒビや欠けの場合、ウィンドウリペアで修理します。その際の修理費用は、およそ1万~3万円程度でしょう。


ただし、ヒビが広がっている場合はガラス交換が必要となり、車種によっては5万〜15万円ほどかかることもあります。

また、ウィンドウリペアは1時間ほどで完了しますが、交換の場合数日かかるので注意しましょう。


ボディ補修の相場


ボディの場合、浅い擦り傷程度であれば2万~4万円ほどで部分補修ができるでしょう。しかし、塗装が剥がれて金属が露出しているような傷の場合は再塗装が必要となり、5万〜10万円程度かかることもあります。

小規模な補修なら1〜2日で完了しますが、広範囲にわたる場合は3日以上かかることにも注意が必要です。


プロおすすめ!傷の補修やコーティングで使える用品3選


ここまで、車についた飛び石による傷を自分で補修する手順や、その後サビが発生しないための方法などを詳しく解説してきました。

多少の擦り傷程度であれば自身でも補修できるため、サビの進行がひどくなる前に早めの対応ができます。


しかし、数多くある市販の補修用品や仕上げのコーティング剤の中からどれを利用するのがよいのか、迷う方も多いでしょう。

そこで、プロおすすめの傷の補修やコーティングで使える用品を3点ご紹介しますので、購入の参考にしてください。


硬化型コーティング剤(SMC)【CLEAN EXCEL】


「硬化型コーティング剤(SMC)」は、耐熱性や耐候性の高いシロキサンを含むガラス系常温硬化型溶剤で、車のボディに厚い被膜を形成し、小さな傷を埋めつつ酸化などから防いでくれます。


施工も難しくありません。下地処理後にスポンジで塗布し、12分後にクロスで拭き取るだけです。

完全硬化には約1週間程度必要なため、過度に走行しないようにしましょう。


サビの防止だけではなく仕上がりの艶も非常によいため、愛車の美しさを保ちたい方におすすめのコーティング剤です。



飛び石キズ補修キット【99工房】


「飛び石キズ補修キット」は、初心者でも使いやすい補修用品です。脱脂用シートやサンドペーパーなど基本の道具が揃っており、小さな塗装ハゲを手軽に補修できます。


ただし、タッチアップペンやコンパウンドは別売りのため、別途準備が必要です。


コストが抑えられ、軽度の補修にもぴったりのため、常備しておきたいセットです。



フロントガラス補修キット【ペンギンフライ】


「フロントガラス補修キット」は、フロントガラスの小さなヒビや飛び石による傷を補修できるキットです。


写真付きのわかりやすい説明書も同封されており、DIY初心者でも安心して作業できるでしょう。


補修可能な傷の範囲は直径1cm以内で、約2回分のレジンが含まれています。


適切に使用すれば傷が目立たなくなり、ヒビの拡大防止にもつながります。


 

飛び石による車の傷は放置せず、定期的に補修しよう

車

この記事では、飛び石による傷の正しい補修手順やその後サビが発生しないための方法、おすすめの補修用品などを詳しく解説しました。


飛び石による傷は放置してしまうと、サビやクラックとともに劣化範囲が広がってしまいます。深い傷は業者への依頼になるものの、擦り傷などは正しい手順で行えばさほど難しい補修ではありません。


この記事を参考に、定期的に傷の補修を行い、愛車の美しさをいつまでも保ちましょう。 


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