
洗車は中性洗剤がおすすめ!その理由や食器用洗剤で代用できるのかなど詳しく解説!
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この記事では、洗車に中性洗剤がおすすめな理由や、アルカリ性洗剤の違い、中性の食器用洗剤は代用できるのかなどを詳しく解説します。
また、プロがおすすめする洗浄用の中性洗剤まで詳しくまとめています。成分による違いをしっかり理解し、愛車をいつまでもキレイに保ちたい方に参考になる内容です。
この記事のもくじ
洗車に中性洗剤がおすすめの理由

洗車には中性洗剤の使用がおすすめです。理由としては、車への影響だけでなく、人体への影響も関係しているからです。それぞれ詳しく解説します。
塗装やコーティング車に影響が少ない
中性洗剤は、ボディの塗装やワックス・ガラスコーティングなどへの影響が非常に少ない点が大きなメリットです。
酸性やアルカリ性の強い洗剤は、長く使い続けると塗装の光沢を落としたりコーティング膜を劣化させたりするリスクがあります。ですが中性洗剤はダメージを最小限に抑えつつ汚れを優しく落とせるためおすすめです。
手肌に優しい
中性洗剤は肌への刺激が少ないため、洗剤の成分による手荒れの心配を減らしたい方におすすめです。
中性のカーシャンプーは界面活性剤が穏やかで刺激が少なく、長時間の洗車でも肌が荒れにくい仕様です。
手袋なしで扱えるほど肌との相性が良く、肌の弱さに不安がある方でも快適に洗車ができるでしょう。
中性洗剤とアルカリ性洗剤の違いはひどい汚れの分解能力

中性洗剤は素材や肌に優しい成分のため、万人が扱いやすいといえます。
しかし、洗浄力はアルカリ性と比べると控えめのため、日常の軽い汚れを落とすことに向いています。
一方、アルカリ性洗剤は油汚れや泥汚れ、皮脂などの頑固な汚れに強く、分解力が高い点がメリットです。その分、中性と比べて手肌や素材へのダメージリスクが高まります。
それぞれの成分を用途に応じて使い分けることが大事で、通常は中性洗剤を使用し、主に泥汚れなどがつきやすい車の下回りの洗車はアルカリ性洗剤を使用しましょう。
タイヤやホイールなど、頑固な汚れがつきやすい下回りの洗車に関してさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてチェックしてください。
カーシャンプーと一般の中性洗剤の違いは洗車用か否か

同じ中性洗剤でも、カーシャンプーと一般の中性洗剤では用途や配合成分が大きく異なります。
カーシャンプーは塗装を傷めず汚れを落とすよう設計されており、ワックスやコーティングを守る潤滑剤や防錆成分を含みます。そのため泡切れが良く、すすぎが楽で、ボディへの負担も少ないのが特徴です。
一方、一般の中性洗剤は油汚れを強力に落とす界面活性剤が主成分で、ワックスも剥がしやすく強い洗浄力があるため、長く使用しているとボディを劣化させる恐れがあります。
同じ中性洗剤でも、洗車目的であれば洗車専用の洗剤を使うことがおすすめです。
プロおすすめ!汚れをキレイに落とす最強の洗車用中性洗剤3選
中性の洗浄剤がおすすめな理由を解説しましたが、市販で多く販売されている洗浄剤の中から成分を細かく確認したり、同じ中性でもどれがいいのかを調べたりするのは非常に大変です。
そこで、プロオススメの洗車用中性洗剤を3点ご紹介しますので、購入の参考にしてください。
水垢除去剤【CLEAN EXCEL】
「水垢除去剤」は、洗車では落としきれない水垢を「界面活性剤+超微粒子コンパウンド」の力で除去できる、中性タイプの洗浄剤です。
白や淡色車に目立ちやすい頑固なミネラル汚れに強く、塗装に優しい設計も魅力です。
中性タイプでボディへの負担を最小限にしながらも、しっかりと美しい仕上がりを得られる点が多くの人に支持されています。
カーシャンプー1000【SurLuster】
「カーシャンプー1000」は、コーティングやワックスを傷めないノーコンパウンド設計の中性シャンプーです。
クリーミーで細かい泡が汚れを包み込み、ホコリや汚れをやさしく洗い落とせます。希釈タイプなので1本で中型車約20台分洗車できる点も特徴です。
コーティング専門店のカーシャンプー【KeePer】
「コーティング専門店のカーシャンプー」は、コーティング車の撥水力とツヤを守ることを重視した中性タイプの洗剤です。
泡立ちと泡切れが非常に良く、「陰イオン」と「両性イオン」の2種類の界面活性剤が配合されており、黄砂などの頑固な汚れもスッキリ除去できます。全塗装色に対応しています。
洗車シャンプーがない時は何を使うべきか

洗車用シャンプーがなかった時、中性の食器用洗剤などで代用できないか気になる方も多いのではないでしょうか。
実際にどのような食器用洗剤で代用できるのか、代用する際の注意点などを詳しく解説します。
ジョイやキュキュット、ウタマロクリーナーなど食器用洗剤でも代用できる
洗車用洗剤が手元にないときには、ジョイやキュキュット、ウタマロクリーナーなどの中性食器用洗剤で代用できます。
基本的な使用方法も同じで、カーシャンプーのように水で薄めてスポンジなどに染み込ませて使用し、最後にしっかり洗い流しましょう。
しかし、食器用洗剤は中性といえども洗浄力が強く、泡切れや界面活性剤の性質によっては塗装やワックスへのダメージにつながります。
そのため、どの食器用洗剤も洗車用洗剤がないときの応急処置として活用するのが賢明でしょう。
食器用洗剤を使用する際の注意点
原液で使用すると、塗装や未塗装の樹脂パーツ、タイヤの保護膜を傷める恐れがあります。
そのため、食器用洗剤で洗車する際は必ず薄めて使用しましょう。
例えば、水5Lに対し数滴の希釈(目安200倍程度)を守ることが大切です。また泡切れが悪いため、すすぎは徹底的に行ってください。残った洗剤成分が塗装に残るとシミや劣化の原因になります。
中性洗剤で優しく洗車し、愛車の美しさを守ろう!

この記事では、中性洗剤がおすすめな理由やアルカリ性洗剤の違いや、中性の食器用洗剤は代用できるのかなどを詳しく解説しました。
中性洗剤は、塗装やコーティングに優しい成分のため愛車を傷つけないだけでなく、利用する人の肌にも優しいため、洗車にはぴったりの洗剤です。
食器用洗剤でも代用は可能ですが、洗浄力がつよく、塗装やコーティングへのダメージになる恐れもあるため洗車用の中性洗剤をおすすめします。
この記事で紹介した中性洗剤も活用しながら、愛車の美しさを守りましょう。