「黒い車の艶出しをしたい」
「最適なコーティングの種類は?」
この記事では、黒い車に特化したコーティングの選び方や施工手順、注意点などを詳しく解説していきます。
最後は黒い車におすすめのコーティング剤を3つピックアップし、それぞれの特徴を紹介していますので、参考にしてみてください。
この記事のもくじ
黒い車にコーティングをしたほうが良い3つの理由
まずは黒い車にコーティングした方が良い3つの理由を見ていきましょう。
理由を知ることで、よりコーティングに対する意識が変わるかもしれません!
黒い車は傷つきやすいから
黒い車は傷や汚れがとくに目立ちます。
理由として、小さな小傷やほこりなどは白や灰色っぽい色をしているため、黒の中で目立ってしまうためです。
コーティングを施すことで、コーティングの層が実質的なバリアとして機能し、微細な傷やほこりがボディについてしまうことを防ぎます。
売却や下取りで高値がつきやすいから
黒い車は市場での人気が高く、売却時や下取りでの評価も高価になる傾向があります。
とくに、コーティングによって外観が保護され艶があり、きちんとメンテナンスもされている黒い車は高い売値を期待できるため、コーティングをしておくことが後々の大きなメリットに繋がる可能性が高いと言えます。
黒い車ならではの上質感や高級感が引き立つから
黒い車は特有の上質感や高級感がありますが、コーティングでさらに艶のある仕上がりになり、車全体の魅力が格段にアップして見えます。
紫外線が原因となる色褪せや、日常の小傷やほこりからも守ってくれるため、車全体の上質な印象を高める効果があります。
黒い車にはガラス系含むガラスコーティングがおすすめ
黒い車にはガラス系を含むガラスコーティングがおすすめです。
黒い車は光の反射やボディのラインが際立つため、ガラスコーティングはその美しい仕上がりをより高めてくれるからです。
とはいえコーティングの中にもポリマー系やガラス系など、いくつか種類が存在します。以下にそれぞれの種類とその特徴、持続期間を表にしました。
コーティング名 |
特徴 |
持続期間 |
ワックス |
簡単に施工できる上に、すぐに艶出し効果を実感できる |
持続性は短く、2〜3週間ごとの定期的な再施工が必要 |
ポリマーコーティング |
フッ素やシリコンを含ませたポリマーで、ワックスよりも長持ちする保護膜を形成し、塗装を保護する |
持続期間はガラスコーティングと比べて短めで、2〜3ヶ月ごとの再施工を推奨 |
ガラスコーティング |
耐久性が非常に高く、数年にわたって汚れや傷、UVからの保護と、洗車が必要な頻度を減らすことができる |
持続期間は約3〜5年と、他のコーティングと比べて長め |
ガラス系コーティング |
ガラスコーティングの利点を保ちつつ、より手軽でリーズナブルに施工できる点が魅力 |
ガラスコーティングよりも持続期間は短く、約半年〜1年程度で再施工が必要 |
黒い車にはガラス系含むガラスコーティングがおすすめではありますが、この表を参考にご自身に合ったコーティング剤を試してください。
黒い車の正しい洗車とコーティング施工手順
自分で行う洗車とコーティングの正しい施工手順をそれぞれ見ていきましょう。
洗車手順
洗車は以下の手順で行いましょう。
手順1:水で丁寧に流す
まずはホースやバケツの水で車全体の大きな汚れや埃を流しましょう。
すぐに直接スポンジで洗ってしまうと傷の原因となるため、注意しましょう。
手順2:洗車
カーシャンプーを溶かした水で、スポンジを十分に濡らした後、上から下へと優しく洗います。
黒い車は傷が目立ちやすいため、力を入れずに慎重に洗いましょう。
スポンジは定期的に水で洗い流し、汚れを除去しながら使用しましょう。
手順3:すすぎと拭き取り
シャンプーが完全に泡立ったら、きれいな水でしっかりとすすぎます。
その後、マイクロファイバータオルで水滴を拭き取ります。
この段階で水アカを防ぐために、車体が乾かないうちに行うことが重要です。
手順4:拭き残し、洗い忘れがないか確認
拭き残しは水垢の原因になり、洗浄漏れはコーティングの際にムラができる原因になります。
最後にしっかり確認しましょう。
コーティング手順
続いてはコーティング手順です。
汚れやほこりを落としたキレイな車体にコーティングするため、洗車の手順の続きとして考えてください。
手順1:脱脂、鉄粉除去
洗車が完了した後、脱脂剤や鉄粉除去剤を使って油分や旧コーティング剤の残留物などを完全に除去しましょう。
コーティング剤をムラなく密着させるために欠かせない作業です。
手順2:コーティング剤を塗布
コーティング剤の塗布は、専用のスポンジやマイクロファイバークロスを使用しておこないましょう。
ムラがないように一定方向から、コーティング剤が固まる前に薄く全体に塗布しましょう。
手順3:コーティング剤の拭き取り
汚れていないキレイなマイクロファイバークロスなどを使用し、薄く塗布したコーティング剤を拭き取ります。
手順4:自然乾燥
コーティング剤が定着するよう、走行などせず自然乾燥させます。
コーティング剤によって変わりますが、完全な硬化には数時間から24時間程度かかると考えておいてください。
さらに詳しいコーティング手順についてはこちら
自分でホイールコーティングする方法は?仕上げの注意点やおすすめのコーティング剤も紹介
プロがおすすめする黒い車のコーティング剤3選
黒い車にコーティングした方がいい理由や施工手順、注意点などを確認してきました。
自分でコーティングを行う場合、たくさんのコーティング剤の中からどれが自分の車に適しているのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、プロが選ぶおすすめのコーティング剤を3点ピックアップしましたので、それぞれ確認していきましょう。
硬化型コーティング剤(SMC)【CLEAN EXCEL】
「硬化型コーティング剤(SMC)」は、シロキサンを含有するガラス系常温硬化型のコーティング溶剤です。
硬貨型とは、コーティング剤が硬化すると結晶化される製品で、塗装面に薄い膜を形成します。
輝きの増加や防汚効果があり、一般的なコーティング剤と比べて傷がつきにくいことが特長です。
また、バンパーやラッピングシート、アクリルパネルなど多種多様な材質に対応しており、使用範囲の広さも魅力のひとつです。
施工は少し専門的な技術を要しますが、説明書を見ながら正しく施工すれば長期間の効果が期待できます。
黒い車の持つ高級感を最大まで高めた上で持続させたい方におすすめのコーティング剤です。
極WAX(黒の極み固形)【SOFT99】
「極みWAX(黒の極み固形)」は、厳選された素材と最先端のケミカル技術を組み合わせ、究極のツヤと耐久性に優れた本格ワックスです。
黒のボディカラーの深みと光沢を引き出し、塗装を保護しながらも3ヶ月以上効果が持続。
また、直射日光や高温を避けて保管することで、品質を長く保つことができます。
黒専用 GLASS COAT BLACX TypeG【リンレイ】
「黒専用 GLASS COAT BLACX TypeG」は、黒い車専用のガラス系コーティング剤です。
この製品はDGSi(DeepGloss Silicone)技術により、従来品の2倍以上の厚みを持つ硬化樹脂被膜を形成します。
この極厚被膜により、黒いボディの色深さと艶が長期間持続し、プロの施工レベルの仕上がりを実現!
また、正しい施工で撥水性も約12ヶ月持続するとのことですので、忙しい中でも車をきれいに保ちたい方にもおすすめです。(環境によって撥水性の持続期間は異なります)。
黒い車に最適なコーティングで最強の艶をキープしよう!
この記事では、黒い車に特化したコーティングの選び方や施工手順、注意点などをプロ目線で詳しく解説しました。
黒い車は正しい使用方法を守り、定期的にコーティングを続けることで、黒ならではの高級感や上質感をいつまでも保つことができます。
ぜひこの記事を参考に、黒い車に最適なコーティングを施し、最強の艶をキープしましょう。