固着したブレーキダストの正しい落とし方を専門店が分かりやすく解説！おすすめクリーナーと対策方法もチェック

この記事では、ブレーキダストの固着の原因や洗浄方法、日頃の対策方法などを詳しく解説します。

記事の最後にはプロがおすすめするブレーキダストのクリーナーまで詳しくまとめています。

ブレーキダストを除去し、キレイなホイールを取り戻したい方にとても参考になる内容です。

ブレーキダストがホイールに固着する原因は、ブレーキをかけた時に発生する金属粉が、水分と反応して起こる酸化です。 

特に、走行後で高温状態のホイールにダストが付着すると、焼き付いたように固まりやすくなります。

放置すると洗浄が難しくなるため、定期的な清掃が必要です。

固着したブレーキダストを放置すると、酸化によってホイールの塗装が劣化し、剥がれやすくなります。

さらに、塗装が剥がれるとアルミ部分が露出し、腐食が進行する原因にもなるでしょう。

腐食は見た目が悪くなるだけでなく、ホイールの耐久性にも悪影響を及ぼすため、早めの対応が大切です。

長く放置してしまい焼き付いてしまったブレーキダストの固着は、正しく洗浄することで落とせます。

ホイールとボディ、それぞれの洗浄方法を解説します。

ホイールを洗浄する際は、走行後すぐではなく、冷えていることを確認して行いましょう。

①水をかけて表面を湿らせる

②ブレーキダスト用のクリーナーをホイール全体にスプレーし、柔らかいブラシで汚れを擦り落とす

③たっぷりの水でクリーナーをしっかりすすぎ、最後に水分を拭き取って仕上げる

一定方向で丁寧に洗浄すると、洗い残しを防げます。

ボディのブレーキダストを落とす際には、正しい洗浄方法で余計なキズをつけないように注意しましょう。

①通常のシャンプー洗車で表面の汚れをしっかり落とす

②鉄粉除去クリーナーをスプレーし、鉄粉が反応して紫色に変わるのを確認したら水で洗い流す

③さいごに専用の鉄粉除去粘土を使えば残った鉄粉も除去できるため効果的

粘土を使用する際は水をかけながら丁寧に作業し、傷を防ぐために粘土をこまめに練り直すことが大切です。

ブレーキダストが付いてしまうことは防ぎようがありません。

しかし、事前の対策で固着することをなるべく防ぐことはできます。

ブレーキダストの固着対策方法を２点ご紹介しますので、確認しましょう。

ホイールを定期的にコーティングすることで、ブレーキダストの固着を防ぎやすくなります。

コーティングは表面にガラス被膜を形成し、汚れがこびりつくのを抑える方法です。

スプレータイプのコーティング剤もあるので、初心者でも簡単に施工できます。

ブレーキダストの発生を抑えるためには、低ダストタイプのブレーキパッドへの交換が必要です。

このパッドはブレーキダストを発生させにくい素材で作られていて、日常のホイールの汚れを大幅に軽減します。

特に日常的にブレーキを多く使用する、坂道の多い地域に住んでいる方などにおすすめです。

メーカーによってさまざまな種類が販売されているため、自分の車に合った製品を選びましょう。

ここまで、ブレーキダストの固着の原因や洗浄方法、日頃の対策方法などを詳しく解説しました。

洗浄の方法や対策方法がわかったところで、次に知りたいのは、市場に数あるクリーナーの中から、どれを使用するべきなのかでしょう。

そこで、プロがおすすめするブレーキダストのクリーナーを紹介します。

「鉄粉除去剤」は、ホイールやボディに付いたブレーキダストや鉄粉を除去できる鉄粉除去剤です。

スプレータイプになっているため、初心者でも扱いやすいことが特徴です。

直接スプレーすると、鉄粉が溶剤と反応して紫色に変化し、汚れの状態が確認できます。

それを柔らかい布やスポンジで優しくこすり、5分以内にサッと洗い流すだけで、頑固な汚れも落とせます。

ただし、放置するとシミになる恐れがあるため注意が必要です。

1本でホイール約10台分も対応できるため、コスパの良さも魅力のアイテムです。

「超強力ホイールクリーナー」は、吹き付けと洗い流すだけで頑固なブレーキダストを簡単に除去できる強力なクリーナーです。

ホイールに吹き付けて30秒待ち、水で洗い流すだけの簡単な工程なため、初心者にも非常に扱いやすいクリーナーです。

汚れがひどい場合はブラシで軽くこすることで、さらに効果を発揮します。

「ホイール鉄粉溶解クリーナー」は、酸を使った強力なクリーナーです。

固着したブレーキダストや鉄粉を効果的に除去します。

付属の筆を遣えば、ボディにクリーナーを誤って付けてしまう心配も少ないことが特長です。

また、専用カップや手袋も付属しているので、追加で用意するものもなく、作業がスムーズに行えます。

鉄粉汚れが気になる方におすすめのプロ仕様クリーナーです。

「コーティング専門店の鉄粉クリーナー」は、中性タイプのため、塗装面やコーティングを傷めずに鉄粉を強力に除去できます。

スプレー後に5分放置し、水で洗い流すだけの簡単作業です。

全塗装色に対応しているため、初心者でも扱いやすい仕様となっています。

この記事では、ブレーキダストの固着の原因や洗浄方法、日頃の対策方法に加え、プロおすすめのクリーナーなどを詳しく解説しました。

ブレーキダストは放置せずに正しい方法で定期的に洗浄しましょう。

焼き付いて落としにくくなることを防げます。

この記事を参考に、愛車のホイールをキレイにし、快適なドライブを楽しんでください。