
洗車のあとに拭き上げしないのはNG!注意点やおすすめ商品をプロが解説
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「洗車のあとの拭き上げがめんどくさい…」
「拭き上げにおすすめのタオルが知りたい!」
残った水滴は塗装を傷めたり、水アカの原因になったりします。
そこでこの記事では、洗車のプロが拭き上げの重要性やポイントについて詳しく解説します。
この記事でわかること
洗車のあとに拭き上げしないのがNGな理由
洗車後の拭き上げのポイント
洗車後の拭き上げにおすすめのタオルを紹介
また、おすすめのマイクロファイバータオルも2つ紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事のもくじ
洗車のあとに拭き上げしないのがNGな理由3選

まずは洗車のあとに拭き上げをしないのがなぜNGなのかについて解説します。
洗車のあとに拭き上げしないのがNGな理由3選
ウォータースポット(水アカ)の原因になる
塗装へダメージを与える
ワックスやコーティングの効果が減少する
それぞれ確認していきましょう。
ウォータースポット(水アカ)の原因になる

洗車後に拭き上げをせず水滴を放置すると、ウォータースポット(水アカ)が発生しやすくなります。
ウォータースポットとは、水道水や雨水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が、蒸発したあと白いシミのような形で塗装面に残る現象です。
日差しが強い日や風通しの良い場所では水滴の乾燥が早く、発生しやすくなっています。
ウォータースポットは長時間放置すると塗装面にダメージを与えたり、シミが取れなくなったりするため、洗車後はできるだけ早く拭き上げましょう。
塗装へダメージを与える

洗車後に拭き上げをしないと、残った水滴が塗装へダメージを与える原因となります。
晴れた日に水滴を放置すると、ボディに残った水滴がレンズのような役割を果たします。すると、太陽光を一点に集める「レンズ効果」が発生します。
レンズ効果が発生すると、塗装面の焼けや変色やシミの原因になります。
特に濃い色の車はダメージを受けやすいため注意が必要です。
また、水滴の蒸発後に不純物がボディに残り、劣化の原因にもなります。
ワックスやコーティングの効果が減少する

洗車後に拭き上げを行わず水滴が残ると、水に含まれるミネラルや不純物がコーティングやワックスの上に残り、劣化の原因となる可能性があります。
また、水アカやシミを取るため強力な洗剤や研磨剤を使うことになり、保護膜を削ってしまうリスクもあります。
ワックスやコーティングを長く綺麗に保つためにも、洗車後はできるだけ早く水滴を拭き上げましょう。
洗車機で洗ったあとも拭き上げが必要

洗車機を利用すると最後にブロアーで水気を吹き飛ばしてくれますが、ほとんどの場合水分が残ってしまうため拭き上げが必要となります。
洗車機のブロアーは拭き上げの補助的な役割のため、洗車後はドアやボンネットの隙間なども含め綺麗に拭き上げを行いましょう。
また、洗車機のすすぎでは完全にシャンプーやワックスの成分を落とせていない場合があり、シミの原因になる可能性もあります。
洗車機での洗車のあとの拭き上げはめんどくさいですが、車を綺麗に保つためにも必ず行いましょう。
洗車後の拭き上げのポイントを3つ解説
洗車後の拭き上げが大切な理由がわかったところで、ここからは拭き上げのポイントを3つ解説します。
洗車後の拭き上げのポイント3選
拭き上げは上から下の順番で行う
ドアの内側も忘れずに拭き上げる
拭き上げはマイクロファイバータオルを使う
それぞれ確認していきましょう。
拭き上げは上から下の順番で行う

洗車後の拭き上げは、汚れを広げないために「上から下へ」の順番がおすすめです。
水滴が垂れてきて拭き終えた部分に水が付着するのを防ぐため、車のルーフ(天井部分)から作業を行いましょう。
下から先に拭くと、上から流れ落ちた水で綺麗にした部分が再び濡れてしまい、拭き直しが必要となります。
また、汚れの多い車の下部を拭き上げたクロスで他の箇所を拭くと傷が付く原因にもなるため、清潔なクロスで上から順に拭いていきましょう。
ドアの内側も忘れずに拭き上げる

洗車後は、ドアの内側も忘れずに拭き上げましょう。
洗車後はドアの内側まで水が入り込むことが多いため、水気が残ったままだとサビの原因となります。
特にドアヒンジやボルト周辺は金属が露出していることが多く、水気が残っているとサビてしまうかもしれません。
また、ドアの内側を拭かずにいるとドアを開けたときに水が垂れてボディにシミができる場合もあります。
洗車後はドアを軽く開けて、内側やドアのフチ、ゴムパッキンの部分まで忘れずしっかり拭き取りましょう。
拭き上げはマイクロファイバータオルを使う

洗車後の拭き上げには、マイクロファイバータオルを使いましょう。
マイクロファイバータオルとは、細かい合成繊維(主にポリエステルやナイロン)でできたタオルのことです。極細の繊維が水分や汚れを素早く吸収します。
綿タオルや雑巾では水分を伸ばしてしまったり、拭きムラができやすいのに対し、マイクロファイバーなら一拭きでしっかりと水を吸収します。
また、繊維が柔らかく滑らかなので、塗装面を傷つけにくいのもメリットです。
洗車の拭き上げ用に1枚専用のものを作っておくと良いでしょう。
洗車後の拭き上げにおすすめのタオルを紹介
洗車後の拭き上げには綿タオルや雑巾ではなく、マイクロファイバータオルが良いとわかったところで、ここからはプロがおすすめする商品を2つ紹介します。
洗車後の拭き上げにおすすめのタオル
クリーンエクセル「エッジレスマイクロファイバークロス」
プロスタッフ「ドライモンスター」
それぞれ確認していきましょう。
クリーンエクセル「エッジレスマイクロファイバークロス」
クリーンエクセルの 「エッジレスマイクロファイバークロス」 は、フチなし加工なので車のボディに傷が付きづらく、洗車後の拭き上げにぴったりのマイクロファイバータオルです。
吸水力も抜群で、軽自動車やコンパクトカーの拭き上げならこれ1枚持っていれば問題ありません。
洗車後の濡れたボディに軽く乗せてゆっくり引くだけで水滴がなくなります。
また、カラーバリエーションが3色あるのも嬉しいポイントです。
さらに、楽天市場のレビューでは星4.5と評価が高く、リピート買いしている方もいるほどの人気の商品となっています。
1枚300円とお手頃な価格なので気になる方はチェックしてみてください。
プロスタッフ「ドライモンスター」

プロスタッフの 「ドライモンスター」 吸水力抜群のマイクロファイバータオルです。
驚きの吸水力(約1.4L)で乗せて引っ張るだけで水滴を残さず吸い取ります。
また、大判で極厚なため、普通車なら絞らずに1台拭き取り可能です。
大きい車をお持ちで何度も絞るのが面倒臭いと感じている方には特におすすめの商品となっています。
車の拭き上げに関するよくある質問

ここでは車の拭き上げに関するよくある質問を3つ紹介します。
車の拭き上げに関するよくある質問
雨の日は拭き上げしない方が良いですか?
夜の洗車では拭き上げをしない方が良いですか?
洗車後の拭き上げがめんどくさいです
洗車後の拭き上げに関する疑問はここで解消しておきましょう。
雨の日は拭き上げしない方が良いですか?
雨の日はそのまま拭き上げしない方が良いでしょう。雨に含まれた汚れごと拭き上げると、車体を傷つける可能性があります。
雨の日に洗車をしたいなら屋内で行い、雨水が付かないようにして拭き上げを行いましょう。
夜の洗車では拭き上げをしない方が良いですか?
夜の洗車では暗くて拭き残しが起こりやすいため、明るい場所で洗車後の拭き上げは行いましょう。
特に水滴が残りやすいミラー、ドアハンドル、エンブレム周りは注意が必要です。
また、できるだけ視界が良い日中に洗車は行いましょう。
洗車後の拭き上げがめんどくさいです
洗車後の拭き上げはめんどくさいですが、シミや塗装の劣化の原因となるため必ず行いましょう。
めんどくさいと感じる方はガソリンスタンドの洗車機を使うか、水なし洗車がおすすめです。
水なし洗車に興味がある方はこちらの記事もチェック
洗車のあとは必ず拭き上げをしよう!

この記事では洗車のプロが拭き上げの重要性やポイントについて詳しく解説しました。
洗車後の水滴を放置するとウォータースポットが発生するなど塗装の劣化の原因となるため、できるだけ早く拭き上げましょう。
また、洗車後の拭き上げには、繊維が細かく傷が付きづらいマイクロファイバータオルがおすすめです。
洗車後の拭き上げにおすすめのタオル
軽自動車や普通車ならクリーンエクセルの 「エッジレスマイクロファイバークロス」 。大きな車をお持ちなら値段は少し高いですが、一度で大量の水滴を吸い取れるプロスタッフの 「ドライモンスター」 が良いでしょう。
どちらもおすすめの商品なので、まだマイクロファイバータオルをお持ちでない方はぜひ購入を検討してみてください。