車の下回りを高圧洗浄機で洗浄している様子

車の下回りの洗車のやり方とは?〜自分で行う場合の正しいやり方や道具を専門店が解説~


「車の下回りの洗車方法が分からない!道具は何が必要なの?」


車の下回りを洗車せず放置していると、サビてきたり、汚れが溜まったりして最悪故障の原因になります。


そこでこの記事では、車の下回りの洗車方法と必要性について解説します。


この記事でわかること

  • 車の下回りを洗車しないとどうなるか

  • 車の下回りの洗車方法

  • 自宅で車の下回りを洗車する方法

  • おすすめ洗車道具


この道50年の洗車のプロが、自宅での洗車方法やおすすめの道具についても解説します。



この記事を読めば、下回りの洗車方法が誰でもわかり大好きな愛車に長く乗り続けられますよ。

車の下回りを洗車しないとサビて故障の原因になる

錆びた白い車

まずは車の下回りを洗車しないと、車にどのような影響があるのかについて解説します。


  • サビてくる

  • 汚れがとれなくなる


車の下回りは防サビ処理がされているから安心と思うかもしれませんが、走行中に小石やゴミが巻き上げられ時間の経過と共に効果が薄れていきます。



下回りは車にとって重要なエンジン、トランスミッション、排気システムなどの機械部品が集中している場所のためサビが進行すると最悪車が動かなくなってしまうことも。




特に雪が降る地域にお住まいの方は注意が必要です。


道路に雪が積もると塩化カルシウムを含む融雪剤が撒かれるので、車の下回りの金属部分に付着しサビやすくなります。




また、車の下回りは地面に近い位置にあるため、走行中に泥や砂などさまざまな汚れが付着します。



これらの汚れは、放置すると時間の経過と共に蓄積し固まり、一度乾燥すると取りづらいです。



さらに、ブレーキダストやエンジンオイルなどの化学物質も混ざり合い非常に頑固な汚れとなり、普通の洗車では取りきれず、専門的なクリーニングが必要な場合があります。


サビや汚れが下回りに付着し放置していると高額なクリーニング費用が発生しかねません。定期的に下回りの洗車を行い、サビや泥・砂などの汚れは落としておきましょう。



合わせてこちらの記事もチェック

雪道走行で車に塩カルが付いた!錆びる前に正しい落とし方を創業50年以上の老舗カーコーティング専門店が解説



車の下回りの洗車方法4選

車の下回りの洗浄の様子


ここからは一般的な車の下回りの洗車方法を3つ紹介します。



  • ガソリンスタンドのセルフ洗車機を利用する

  • 専門店に持ち込む

  • 自宅で洗車する


それぞれの特徴や金額の相場も紹介するので確認していきましょう。



ガソリンスタンドのセルフ洗車機を利用する

ガソリンスタンドの外観



最も手軽な下回りの洗車方法がガソリンスタンドのセルフ洗車機です。


多くの洗車機は、車の下回りも洗浄できる機能を備えており、地面に車の底部に噴射するノズルが装着されています。


下回りに付着した泥や塩分を洗い流せます。



メリット

自動なので楽

料金が安い

どこにでもある

デメリット

汚れを落としきれない

水圧の設定やブラシによっては車にダメージを与える

相場

洗車のオプションで300〜500円ほど



ガソリンスタンドのセルフ洗車機を利用した下回りの洗車は手軽に安く汚れを落とせるため、忙しい方にとくにおすすめの洗車方法です。




専門店に持ち込む

修理の専門店に置かれた黒い車


専門店での洗車は、プロのスタッフによる手洗いや、高度な洗浄設備を使用し丁寧な洗車を行うので、徹底的に下回りの洗浄を行いたい方におすすめです。


高品質な洗浄剤と機材を使うため汚れや錆びを効果的に防げます。



メリット

徹底した洗浄

専門的な知識があるスタッフが対応

高品質な設備と洗浄剤

デメリット

金額が高い

時間がかかる

専門店が少ない

相場

5,000〜10,000円

(コーティングを行うかにより大きく変動)



ガソリンスタンドのセルフ洗車機に比べてコストが高く、専門店の数は多くないため気軽に利用できない点は専門店のデメリット。


しかし、愛車に長く乗り続けるためには定期的なプロによる徹底的な洗浄がおすすめです。



自宅で洗車する

洗車中の車


自宅で車の下回りを洗車する方法は手間がかかりますが、費用を安く抑えつつ綺麗に洗浄できるのが特徴です。


自宅で洗車する場合は家庭用の高圧洗浄機を使用するのが一般的で、カー用品店やオンラインショップで手軽に購入できます。


メリット

金額が安い

好きな時間にできる

気になる他の部分も一緒に洗車できる

デメリット

時間と手間がかかる

高圧洗浄機など初期投資が必要

水をたくさん使う

相場

高圧洗浄機:15,000〜25,000円

その他道具:1,000〜2,000円



自宅での車の下回り洗車は、コストを抑えつつ自由な時間に行えることに加え、DIYの楽しさもあります。


しかし、道具の準備ややり方などの知識が必要となります。


次項では、初めての方でも安心して自宅で車の下回りを洗車できるように「便利な道具」「洗車の手順」について解説します。



【自宅での車の下回り洗車】正しいやり方を解説

洗車中の泡が付いた車


まずは車の下回りを洗車するときに便利な道具を紹介します。


車の下回り洗車に必要な道具



車の下回りの洗浄には以下の道具があると、とても便利です。


  • 高圧洗浄機

  • パンタグラフジャッキ・ガレージジャッキ



高圧洗浄機は、強力な水圧で車の下回りについた頑固な汚れを綺麗に落とすことができ、細いノズルで届きづらい場所の洗浄も簡単です。

※高圧洗浄機の注意点は次項で解説しています。


また、車体を上げるための「パンタグラフジャッキ」「ガレージジャッキ」があると下回りの洗車がスムーズに行えます。



女性用でも使える家庭用の小さなジャッキはAmazonや楽天市場などのネット通販でも購入できますよ。



Amazon: エマーソン(Emerson) 油圧式フロアジャッキ

楽天市場: ガレージジャッキ 



強力な水圧で車の下回りについた頑固な汚れを綺麗に落とすことができ、細いノズルで届きづらい場所の洗浄も簡単です。


また、車体を上げるための「パンタグラフジャッキ」「ガレージジャッキ」があると下回りの洗車がスムーズに行えます。


女性用でも使える家庭用の小さなジャッキはAmazonや楽天市場などのネット通販でも購入できます。



Amazon: エマーソン(Emerson) 油圧式フロアジャッキ

楽天市場: ガレージジャッキ 

自宅で車の下回りを洗車する手順



車の下回りの洗車方法の手順はとても簡単です。


1.車をジャッキアップする

2.高圧洗浄機で水をかける

3.シャンプーなどのクリーナーと雑巾で擦りながら手洗いし、水滴を丁寧に拭き取る



洗車の前の下準備として「パンタグラフジャッキ」や「ガレージジャッキ」を使い車をジャッキアップさせます。


お持ちでない場合は道路の段差や傾斜をうまく利用し、車体の下を覗き込めるようにしましょう。※くれぐれもご注意ください。



ジャッキアップの後は高圧洗浄機で泥や融雪剤などを飛ばしますが、このとき注意が必要です。


車の下回り洗浄時に注意するべきこと

電気関係やゴムの部分には水をかけない

電気自動車の充電中には洗車を行わない

定期的に車の下回りを洗車して愛車に長く乗り続けよう

黒い車のヘッドライト部分


この記事では車の下回りの洗車方法について解説しました。


  • ガソリンスタンドのセルフ洗車機を利用する

  • 専門店に持ち込む

  • 自宅で洗車する


それぞれにメリット・デメリットがあり、かかる費用も異なるので、金額と手間が見合うのかを比べて自分に合った方法選択をしましょう。


また、手間はかかりますが、費用を安く抑えつつ綺麗に洗浄できるため「自宅での洗車」もおすすめです。


高圧洗浄機の購入など初期費用はかかってしまいますが、長い目で見ればお得になります。




RuffRuff App RuffRuff App by Tsun
ブログに戻る